MSIMがETH・SOL連動ETPローンチ
米大手金融機関モルガンスタンレー(Morgan Stanley)の資産運用部門モルガンスタンレー・インベストメント・マネジメント(Morgan Stanley Investment Management:MSIM)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)に連動する2本のETP(上場取引型商品)のローンチを7月28日に発表した。
ETHのETP名称は「Morgan Stanley Ethereum Trust」で、NYSEアーカ(NYSE Arca)にティッカーシンボルMSSEで上場。また、SOLのETP名称は「Morgan Stanley Solana Trust」で、NYSEアーカにティッカーシンボルMSOLで上場した。
MSSEはETHを、MSOLはSOLを保有し、費用や債務を差し引くとともにステーキング報酬を反映しながら、各参照指標への連動を目指す。MSSEの参照指標は「CoinDesk Ether Benchmark 4PM NY Settlement Rate」、MSOLは「CoinDesk Solana Benchmark 4PM NY Settlement Rate」となる。また、両ETPの委任スポンサー手数料は年率0.14%。
MSSEは通常の市場環境下で、保有するETHの50%から80%をステーキングする方針とのこと。MSOLは、通常の市場環境下で、保有SOLの最大100%をステーキングする方針だという。なおMSOLでは償還や費用の支払い、ステーキング報酬の分配などに備え、必要に応じて一部をステーキングせずに保有する。
ステーキングによる総報酬のうち、カストディアンとステーキング事業者が合計5%を受け取る見込みだ。残る95%は各トラストに帰属し、分配まで基準価額に反映されるという。なお各ETPは、純ステーキング報酬を原則として月次、少なくとも四半期ごとに現金で投資家へ分配する方針だ。
両ETPが保有するETHとSOLのカストディアンとして、コインベースカストディ(Coinbase Custody Trust Company)とバンクオブニューヨークメロン(BNY)が採用されている。BNYは、ファンド管理、税務・会計、財務報告、現金・現金同等物の保管、トランスファーエージェント(名義書換代理人)業務も担う。
両ETPは1940年投資会社法に基づく登録投資会社ではなく、同法に基づき登録された一般的な投資信託やETFと同等の規制や投資家保護の対象にはならない。
MSIMは4月8日、ビットコイン(BTC)連動型ETP「Morgan Stanley Bitcoin Trust(MSBT)」をローンチした。同社によると、MSBTの運用資産残高は7月16日時点で3億8,100万ドル(約623億円)超だという。
MSIMのグローバルETF責任者アリー・ウォレス(Ally Wallace)氏によると、同社が2023年に初のETFを導入して以来、ETF・ETPの商品群の運用資産残高は140億ドル(約2.3兆円)超に拡大したとのことだ。
参考:モルガンスタンレー
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