スシトップ、日本郵政キャピタルから1億円調達、シリーズA 3rdラウンドで

スシトップが日本郵政キャピタルから資金調達

NFTマーケティング支援のスシトップマーケティング(SUSHI TOP MARKETING:以下、スシトップ)が、日本郵政キャピタルを引受先とするシリーズA 3rdラウンドにおいて、1億円の資金調達を実施した。スシトップが10月22日に発表した。

スシトップは現在、郵便局を起点とした地域共創型のデジタルスタンプラリーを島根県大田市の世界遺産・石見銀山で実施している。同取り組みでは、来訪者の行動をNFTとして記録することで、地域内の回遊促進による経済活性化や文化資産の継承に貢献。さらに、郵便局自体の来局数増加や物販実績向上にも繋がり、郵便局ネットワークを活用した都内での地域PRといった、多面的なシナジーを創出しているという。

またその他にも同地域では、スシトップのブロックチェーン技術を活用した取り組みが、国土交通省の「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」や総務省の「郵便局利活用事業」にも採択されているとのこと。

さらに宮城県東松島市でスシトップは、郵便局ネットワークを活用した地域共創型のNFT施策を展開。同施策は、観光と地域イベントを横断した地域デジタルインフラとして機能し、地域経済の活性化を後押ししているとのことだ。

今回の調達によりスシトップは、日本郵政グループと連携した地方創生や、地域の文化をデジタル技術で未来へ繋ぐ取り組みをさらに拡大し、ブロックチェーンによる地域経済支援を全国で推進していくとのことだ。

参考:スシトップ
画像:iStocks/BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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