テザーの「USDT」、ビットコインのネットワーク上でローンチへ、RGBプロトコル採用で

RGBプロトコル上で「USDT」ローンチへ

米ドル建てステーブルコイン「USDT」が、ビットコイン上でデジタル資産を発行するためのプロトコル「RGB」上でローンチする計画が8月28日に発表された。

USDT発行元のテザー(Tether)社の発表によると、この取り組みによりユーザーは、ビットコインと同じウォレットでUSDTを保有・送金できるようになるとのことだ。

テザー社CEOのパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏は「ビットコインには、真にネイティブで軽量、プライバシーが確保されたスケーラブルなステーブルコインが必要だ」と述べている。

現在USDTは、トロン(Tron)、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アプトス(Aptos)、トン(Ton)、アバランチ(Avalanche)、セロ(Celo)、コスモス(Cosmos)、ニア(Near)、カイア(Kaia)、テゾス(Tezos)、ポルカドット(Polkadot Asset Hub)、リキッドネットワーク(Liquid Network)で流通している。

なおオムニレイヤー(OmniLayer)、ビットコインキャッシュSLP(BCH-SLP)、クサマネットワーク(Kusama Network)、イオス(EOS)、アルゴランド(Algorand)の5チェーン上で流通するUSDTについては、9月1日をもって米ドルへの償還が停止され、トークン凍結されることが決定している。 

参考:テザー
画像:iStocks/wvihrev・olegback

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した