21シェアーズ、ステーキング対応「セイ(SEI)現物ETF」を米SECに申請

21SHARES SEI ETFが米SECに申請

スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が、暗号資産(仮想通貨)セイ(SEI)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)に関する登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」を米証券取引委員会(SEC)へ8月28日に提出した。

提出書類によると、21シェアーズが申請したSEIの現物ETFの名称は「21SHARES SEI ETF」。現時点では、同ETFのティッカーシンボルおよび上場予定の取引所は未定となっている。

また提出書類には「21SHARES SEI ETF」の一部資産を、ステーキングプロパイダーを通じてステーキングを可能にすると明記されている。そのため同ETFは、ステーキングにより得られたSEIの報酬を収益の一部として反映する可能性がある。

なお「21SHARES SEI ETF」の信託受託者には、米デラウェア州を拠点とするサービスプロバイダーであるCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust)が指定されている。また保管機関(カストディアン)はコインベースカストディ(Coinbase Custody Trust)が担当する予定とのこと。

なお同ETFの証券代行(トランスファーエージェント)および現金管理者(キャッシュカストディアン)については、現時点では未定となっている。

今回SECに提出された「S-1申請書」は、ETF承認のための第1ステップの届出書となる。次の段階は「19b-4申請書(Form 19b-4)」の提出となり、SECが同書類を受理次第、今後の審査を経て「S-1申請書」の最終承認または却下が決定される。

なお、4月30日付で暗号資産投資企業カナリー(Canary)もステーキング対応のSEI現物ETF「Canary Staked SEI ETF」に関するS-1申請書をSECへ提出していた。

参考:SEC
画像:iStocks/olegback・Who_I_am

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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