DEXアグリゲーター「ワンインチ」、ソラナとEVM間のクロスチェーンスワップ提供開始

ワンインチがソラナのクロスチェーンスワップ提供開始

大手DEX(分散型取引所)アグリゲーターのワンインチ(1inch)が、ソラナ(Solana)ネットワークとEVM(イーサリアムバーチャルマシン)ネットワーク間における、ネイティブのクロスチェーンスワップを提供開始したと8月19日に発表した。

この機能では、ブリッジやメッセージングのプロトコルを使用せずに、ソラナネットワークとEVMネットワーク間で資産の直接交換が可能とのこと。

同機能は、1inch dApp、1inch Walletに対応。その他にも、開発者が独自のプロジェクトへ統合できる「1inch Fusion+ API」にも同機能は対応したとのことだ。

ワンインチのスワップ機能では今年4月より、ソラナネットワークに対応を開始していた。この際にクロスチェーンスワップのソラナ対応も数ヶ月以内に実施されることが発表されていた。

なお現在のワンインチのスワップ機能に対応しているチェーンはソラナの他、イーサリアム(Ethereum)、ユニチェーン(Unichain)、オプティミズム(Optimism)、アービトラム(Arbitrum)、zkシンクエラ(ZKsync Era)、ベース(Base)、リネア(Linea)、BNBチェーン(BNBChain)、ソニック(Sonic)、ポリゴン(Polygon)、ノーシス (Gnosis)、アバランチ(Avaranche)の合計13となっている。

例えばUSDT・USDCであれば、ソラナからそれ以外の12チェーンへクロスチェーンスワップが可能だ。

参考:プレスリリースブログ
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した