DEXアグリゲーター「1inch Network」が暗号資産デビットカード提供へ、Mastercardらと提携で

1インチが暗号資産デビットカードをローンチ

DEX(分散型取引所)アグリゲーターの1インチネットワーク(1inch Network)が、暗号資産(仮想通貨)のデビットカード「1インチカード(The 1inch Card)」を4月8日発表した。

発表によれば同カードは、英Web3フィンテック企業のバーンクス(Baanx)のプラットフォーム「クリプトライフカード(Crypto Life Card)」にて発行され、マスターカード(Mastercard)ネットワークにて独占的に提供されるとのことだ。

「1インチカード」では暗号資産と法定通貨の変換がシームレスに行われるとのこと。これによりユーザーは買い物への暗号資産の使用や、世界中のマスターカードが使えるATMで現金が引き出せるという。

同カードはまず、英国と欧州経済領域(EEA)で提供されるという。また物理的なカードだけでなく、バーチャルのカードの形でも提供されるとのことだ。

1インチの共同設立者であるセルゲイ・クンツ(Sergej Kunz)氏は、「これは、多くのユーザーをDeFi(分散型金融)に取り込むための新たな大きな一歩だ。1インチカードによって、ユーザーはDeFiと伝統的な金融の両方のメリットを享受できる」とコメントしている。

なお「クリプトライフカード」は、ハードウェアウォレット会社のレジャー(Ledger)にも採用されている。

関連ニュース

参考:1inch Network
images:iStocks/gazanfer・sumkinna

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道