Ondo、RWAインフラ拡張を加速
機関投資家向けのDeFi(分散型金融)プロトコル「オンドファイナンス(Ondo Finance)」と、暗号資産(仮想通貨)特化の資産運用会社「パンテラキャピタル(Pantera Capital)」が、現実資産(Real World Assets:RWA)関連プロジェクトに約2.5億ドル(約361億円)を投資する計画であると、米メデイアのアクシオス(Axios)が7月3日に報じた。
報道によれば、この投資は、RWA関連プロジェクトを展開する企業の株式(equity stakes)と、それらの企業が発行するプロジェクトトークン(project tokens)の双方に充てられるという。
また両社は、伝統的な金融市場とデジタル資産セクターをより密接に接続し、RWAの「24時間365日取引」を可能にするインフラの構築を目指しているという。
オンドファイナンスは、トークン化されたRWA分野での取り組みを着実に拡大中である。
同社は今年2月、株式・債券・上場投資信託(ETF)などの米国証券をオンチェーン化することを目的とした新プラットフォーム「Ondo Global Markets(オンド・グローバル・マーケッツ、略称:Ondo GM)」を立ち上げた。
さらに5月には、機関投資家向けのRWAブリッジソリューション「Ondo Bridge(オンド・ブリッジ)」をソラナ(Solana)エコシステムに拡張したことを発表している。
参考:Axios
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