機関投資家向けDeFi「Ondo Finance」、RWAプラットフォーム「Ondo Global Markets」立ち上げ

Ondo GMを立ち上げ

機関投資家向けDeFi(分散型金融)プロトコル「オンドファイナンス(Ondo Finance)」が、株式、債券、上場投資信託(ETF)などの米国証券をオンチェーン化することを目的とした新プラットフォーム「オンドグローバルマーケット(Ondo Global Markets:Ondo GM)」を立ち上げたと2月4日発表した。

オンドファイナンスは、「現在の投資体験は破綻している」とし、「高い手数料、限定的なアクセス、送金の摩擦、プラットフォームの断片化、隠れたリスクが、投資家と彼らにサービスを提供する企業双方にとっての障壁となっている」と述べた。

オンドグローバルマーケットは、これらの問題の解決が期待されている。

オンドファイナンスは、「ステーブルコインがドルに対して行ったことを、オンドグローバルマーケットは証券に対して行う」とし、「ブロックチェーン技術を活用することで、機関投資家向けの金融市場をオンチェーン化し、より入手しやすく、透明性が高く、効率的なものにすることができる」と述べている。

オンドグローバルマーケットでは、固定金利の上場投資信託(ETF)や、アップル(Apple)、テスラ(Tesla)、ウーバー(Uber)などの個別株式を含む、ニューヨーク証券取引所(NYSE)およびナスダック(NASDAQ)に上場されている1,000以上の証券に投資できるとのことだ。

またオンドグローバルマーケットで発行されたトークンは、それぞれ公開株式のような原資産によって1対1で裏付けられており、米国以外ではステーブルコインのように自由に譲渡可能とのことだ。

参考:Ondo
画像:iStock/dalebor

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あたらしい経済 編集部

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