米コインベース、ラップドエイダコイン「cbADA」とラップドライトコイン「cbLTC」を「Base」に導入

ベースにcbADAとcbLTC導入

ラップドエイダコイン「cbADA」とラップドライトコイン「cbLTC」が、ベース(Base)上で利用可能になった。米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、6月26日にXで発表した。これにより「cbADA」と「cbLTC」は、ベース上のDEX(分散型取引所)やDeFi(分散型金融)プロジェクトで利用可能となる。

なおベースは、コインベースが開発・運営するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークである。

「cbADA」および「cbLTC」は、コインベースが保有するADAとLTCにそれぞれ1:1で裏付けられている暗号資産とのこと。また「cbADA」と「cbLTC」は、イーサリアムのトークン規格であるERC-20規格で発行されているという。

これまでベースでは、ビットコイン(BTC)に1:1で裏付けられたラップドビットコイン「cbBTC」やドージコイン(DOGE)とエックスアールピー(XRP)にそれぞれ1:1で裏付けられているラップドトークン「cbDOGE」と「cbXRP」が展開されている。

「cbBTC」は2024年9月にベース上での展開が発表されている。その際の発表によると、BTCをコインベースアカウントからベースのアドレスに送信すると、そのBTCが自動的に1:1の比率で「cbBTC」に変換されると説明されていた。また、コインベースのアカウントで「cbBTC」を受け取ると、その「cbBTC」は同様に1:1でBTCに変換されるという。

そのため、今回の「cbADA」や「cbLTC」についても上記と同様の仕組みが採用されているとみられる。ちなみに、「cbDOGE」と「cbXRP」は6月5日にベース上で利用可能となっており、これらトークンも同様の仕組みの採用が予想される。

なおラップドトークンとは、別のブロックチェーンで非ネイティブなトークンを利用可能にする仕組みであり、オリジナルのトークンと同価値になるように設計されたものだ。

画像:iStocks/null

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