OKX、米国でのIPOを検討か=報道

OKXが米国でのIPOを検討か

グローバルに展開する海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKXが、米国での新規株式公開(IPO)を検討していると「The Information」が6月22日に報じた。

報道によるとOKXの最高マーケティング責任者(CMO)であるハイダー・ラフィク(Haider Rafiqu)氏はインタビューにて、OKXが将来的にIPOを必ず検討すると話したとのこと。また上場は、おそらく米国で行われると同氏は述べたとのことだ。

OKXは4月、米国市場への進出開始を発表していた。同取引所は米カルフォルニア州サンノゼに地域本部を設立し、今年後半には米全土規模での展開を目指すと伝えていた。

この米国市場への進出発表は、セーシェルにあるOKXの関連会社であるオ・カイ・フィンテック(Aux Cayes FinTech)が米国におけるマネーロンダリング防止法違反を認め、米司法省(DOJ)に対する約5億500万ドルの支払いに同意した後のことである。

なおウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する米暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)は今月6日、クラスA普通株式のIPOを目指し、米証券取引委員会(SEC)に非公開で草案の登録届出書「Form S-1」を提出した。

また米暗号資産取引所のクラーケン(Kraken)も2026年の第1四半期にIPOをする予定だと「ブルームバーグ(Bloomberg)」が3月に報じている。

なお米ドル建てステーブルコイン「USDC」発行元のサークルインターネットグループ(Circle Internet Group)は6月5日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカーシンボル「CRCL」で上場。公開価格は31ドルで、初値は69ドル前後で取引を開始した。一時103ドル前後まで急騰し、終値は83ドル。IPO価格比167%、初値比約20%の上昇となった。

その後23日にサークルの株価は終値で263.45ドルの史上最高値を更新し、IPO価格比が750%に到達した。なお同社の時価総額は「USDC」の時価総額613億ドルに迫る約600億ドルを記録している。 

参考:The Information
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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