FTX事件描くドラマ「The Altruists」がNetflixで配信決定、制作はオバマ夫妻の会社

NetflixがFTXスキャンダル描く作品配信へ

海外暗号資産(仮想通貨)取引所FTXトレーディング(FTX Trading)の破綻を題材としたリミテッドシリーズ「アルトゥイスト(The Altruists)」が、ネットフリックス(Netflix)で配信される。ネットフリックスの公式Xで5月30日に発表された。なお配信開始日などの情報は明かされていない。

「アルトゥイスト」は全8話で構成され、FTX創業者サム・バンクマン=フリード(Sam Bankman-Fried)役は、ドラマ「ハウスオブギネス(The House of Guinness)」で知られるアンソニー・ボイル(Anthony Boyle)氏が演じるとのこと。

またドラマ「オザークへようこそ(Ozark)」や「令嬢アンナの真実(Inventing Anna)」で知られるジュリア・ガーナー(Julia Garner)氏が、ヘッジファンドのアラメダリサーチ(Alameda Research)元最高経営責任者(CEO)キャロライン・エリソン(Caroline Ellison)役を演じるという。

ネットフリックスは、本作を「2人の超頭脳を持つ若き理想主義者が、世界の金融システムを一瞬で作り変えようとするが、やがて互いに惹かれ合い、80億ドル(約1.1兆円)を不正に引き出す道へと堕ちていく」と説明している。

SBF氏は2019年にFTXを創設し、米大リーグ(MLB)の大谷翔平選手ら有名スポーツ選手を広告に起用するなどして知名度を上げたが、2022年11月に取引所は経営破綻。SBF氏は詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で禁錮25年の判決を受けた。一方、SBF氏の元交際相手であるエリソン氏は、懲役2年の判決を受けている。

メディア「ブロック(THE BLOCK)」によると、「アルトゥイスト」は、元米大統領バラク・オバマ(Barack Obama)氏とミシェル・オバマ(Michelle Obama)氏が設立した制作会社「ハイアー・グラウンド(Higher Ground)」が手がけるとのことだ。

画像:Reuters

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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