米SEC、5件の「ソラナ(SOL)現物ETF」申請の審査手続き開始

SECが5件のソラナETFを審査開始

米証券取引委員会(SEC)が、ビットワイズ(Bitwise)、カナリー(Canary)、ヴァンエック(VanEck)、フィデリティ(Fidelity)、21シェアーズ(21Shares)が運用を計画する暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の現物ETF(上場投資信託)について、上場申請に対する承認の可否を判断するための正式な審査手続きを5月19日に開始した。SECが同日付で文書を発行している。

審査手続きの対象となっているのは、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて提出された「ビットワイズ・ソラナ・ETF(Bitwise Solana ETF)」、「カナリー・ソラナ・トラスト(Canary Solana Trust)」、「ヴァンエック・ソラナ・トラスト(VanEck Solana Trust)」、「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」、「21シェアーズ・コア・ソラナ・ETF(21Shares Core Solana ETF)」の計5件のETF規則変更案である。

SECは、これら提案された規則変更案が「詐欺的または操作的な行為の防止」および「投資家と公益の保護」に適合しているかどうかについて、さらなる分析を行う必要があるとして審査手続きを開始した。

またSECは今回の手続き開始に伴い、提案に関するパブリックコメント(一般からの意見)の提出を呼びかけている。コメント提出の締切は連邦官報への掲載日から21日以内であり、他者の提出に対する反論は掲載日から35日以内に提出する必要がある。

参考:SEC
画像:iStock/liuzishan・Lidiia-Moor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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