バイナンス、ナイジェリアナイラ(NGN)取り扱い停止へ

バイナンスがNGN取り扱い停止へ

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同取引所におけるナイジェリアナイラ(NGN)に関する全てのサービスを終了すると3月5日発表した。

なお、この発表にはNGNサポート終了についての理由は明記されていない。ただしこの動きはバイナンスによるナイジェリアでの規制準拠によるものだと思われる。

バイナンスは昨年7月、ナイジェリア証券取引委員会(SEC NIGERIA)より同取引所による同国での事業運営が違法認定されていた。

昨年12月にはナイジェリア中央銀行(CBN)が、それまで同国にて取引禁止されていた暗号資産取引の制限を緩和した。これにより同国にて暗号資産業に従事するためには、ナイジェリア証券取引委員会のライセンスを取得することが義務付けられた。

そして今年2月にはナイジェリアの通信規制当局であるナイジェリア通信委員会(NCC)が、バイナンスを含めた暗号資産取引所について、ウェブサイトへのアクセスをブロックするようインターネット・サービス・プロバイダーに命じたと一部報道が出ていた。

さらにこの事態を受けバイナンスの幹部はナイジェリアへ向かったが、入国の際に拘束されたことが伝えられている。

この幹部の拘束を受けて、バイナンスはビットコイン(BTC)とテザー(USDT)に対するNGNの取引を停止していた。

なおバイナンスは3月8日8:00(UTC)をもって、ユーザーアカウントのNGN残高を「1USDT = 1,515.13 NGN」の比率にてUSDTに自動的に変換するとしている。

バイナンスはNGN保有ユーザーに対し、NGNサービス終了までにアカウントからNGNを引き出すか、他の暗号資産へ変換することが勧められている。

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参考:バイナンス
images:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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