ソラナ(SOL)のweb3スマホ「Saga」、大幅値下げ

「Saga」が値下げで約8.7万円に

ソラナ(Solana/SOL)ブロックチェーンの主要開発元ソラナラボ(Solana Labs)が手掛けるweb3スマートフォン「Saga(サガ)」の価格が、1,000ドル(約14.5万円)から599ドル(約8.7万円)に引き下げられた。「Saga」販売元で、ソラナラボ子会社のソラナモバイル(Solana Mobile)が8月10日に発表している。

なお「Saga」は日本向けには販売されていない。国内から販売サイトへアクセスしても「Saga はあなたの国では利用できません。:Saga isn’t available in your country.」と表示される。

今回の値下げについてソラナモバイルは、「Sagaの価格を引き下げることは、web3のモバイル化をより広く普及させ、ソラナのモバイルコミュニティの体験を改善し続けるための次のステップです」と公式X(旧ツイッター)にて述べている。

「Saga」は、ソラナモバイルとスマホ開発企業OSOMが連携し開発したアンドロイド(Android)のスマートフォン。今年4月より予約者へ出荷を開始し、5月から一般販売を行っていた。

同スマートフォンは、暗号資産(仮想通貨)専用のハードウェアウォレットとしての機能を持ち、6.67インチの有機ELディスプレイと512GBのストレージ、指紋認証スキャナーや2つのバックカメラレンズが搭載されているという。

また「Saga」には、分散型アプリを利用可能にするためのアンドロイド用オープンソースソフトウェアツールキット「Solana Mobile Stack(SMS)」や秘密鍵をウォレット、アプリ、Android OSから分離して保管しながら取引の即時署名を容易にするカストディプロトコル「Seed Vault」などの機能が搭載されている。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/eskymaks

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した