クロスチェーン流動性プロトコル「Symbiosis」、コンセンシスのイーサL2「Linea」のサポート開始へ

SymbiosisがLineaのサポートを開始

クロスチェーン流動性を提供する「シンビオーシス(Symbiosis)」が、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークの「リネア(Linea)」のサポートを7月20日に開始した。

今回の「リネア」サポートにより「シンビオーシス」は、合計で15のブロックチェーンをサポートすることになった。

そしてこれにより「シンビオーシス」のユーザーは、「リネア」を使用したクロスチェーンスワップが利用可能になった。

「シンビオーシス」はブログにて、「この統合は、流動性プロバイダーとスワップユーザーに新たな機会をもたらし、リネアの強化されたスケーラビリティ、取引コストの削減、ユーザーエクスペリエンスの向上をメリットにアクセスできるようにします。シンビオーシスとリネアが手を取り合い作業することで、ユーザーは最先端のレイヤー2ソリューションの利点を享受しながら、クロスチェーン流動性の力を体験できます」と述べている。

「リネア」は、メタマスク(Metamask)などを提供する「コンセンシス(ConsenSys)」がゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を用いて開発したイーサリアムL2スケーリングソリューション。メインネットアルファ版のリリース開始が7月11日に発表され、先日リリースされたばかりだ。

また「シンビオーシス」は、様々なブロックチェーンにまたがった流動性プールを用いたクロスチェーン流動性を活用したDEX(分散型取引所)だ。同プロトコルを用いることで、ユーザーは異なるブロックチェーン間での資産取引や、別のブロックチェーン上のファーミングプロトコルにトークンを送信し、預け入れが可能だ。

なお「シンビオーシス」はイーサリアムメインネットやポリゴン(Polygon)だけでなく、L2ネットワークのアービトラム(Arbitrum)やオプティミズム(Optimism)などを既にサポートしている。

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参考:シンビオーシス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・wacomka・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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