NEAR財団がアリババクラウドと提携、NearのBOS強化へ

NEAR財団がAlibaba Cloudと提携

ニアプロトコル(Near Protocol)のガバナンスと開発を支援する非営利団体「ニア財団(NEAR Foundation)」が、クラウドコンピューティングサービス「アリババクラウド(Alibaba Cloud)」との提携を6月26日発表した。

この提携によりニアエコシステムの開発者とユーザーには、ニアのネットワークと直接通信する為のAPIであるリモートプロシージャコール(RPC)が提供されるとのこと。またデータクエリAPIを提供する為のマルチチェーンデータインデックスも開発者に提供されるという。

さらにニアの「ブロックチェーンオペレーティングシステム(BOS)」上でアプリを構築している開発者は、「アリババクラウド」提供のインフラストラクチャーサービス「プラグアンドプレイ(plug-and-play)」を利用できるようになったとのこと。

なお「BOS」は、ニアが今年4月に公開したオープンなweb体験を閲覧および発見する為の共通レイヤーで、あらゆるブロックチェーンと互換性があるという。開発者はブラウザを通じて「Near.org」に直接アクセスする事で、コンポーネントを簡単にフォークして新たな体験を作成できるとのこと。一方でエンドユーザーは、オープンなweb体験やソーシャル、ニュースを全て「BOS」内で探索できるという。

「ニア財団」CEOマリーケ・フラマン(Marieke Flament)氏は今回の提携について「ニア財団が、より多くのクリエイターがエキサイティングなアプリの構築を可能にすると同時に、何十億ものweb2ユーザーの参加を支援できる事を証明する為の大きなマイルストーンです」とコメントしている。

なお「アリババクラウド」は「ニア財団」の他にも、「スイ(Sui)」ブロックチェーンを開発するミステンラボ(Mysten Labs)と今年3月に提携している。またゲーム・VRコンテンツ開発の国内企業スケルトンクルースタジオ(Skeleton Crew Studio)と提携して、東京都渋谷区に「ブロックチェーンラボ」を立ち上げることも同月に発表している。

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参考:NEAR
images:iStocks/Jian-Fan

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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