アリババクラウド、ゲーム開発者向けブロックチェーンラボを渋谷に開設へ

アリババクラウドがブロックチェーンラボを渋谷に開設へ

アリババクラウド(Alibaba Cloud)が東京都渋谷区に「ブロックチェーンラボ」を立ち上げることを3月22日発表した。ゲーム・VRコンテンツ開発の国内企業スケルトンクルースタジオ(Skeleton Crew Studio)と提携して開設するという。

このラボ立ち上げにより、日本のゲーム開発者がweb3時代にさらなるビジネス機会を探求できるよう支援するという。web3時代の競争力を維持するためのインキュベーション・ハブとして、ゲームデザイナーが集まり、最新のブロックチェーン技術のスキルを高め合う場を提供するとのこと。

アリババクラウドは同ラボにて定期的にイベント開催も行う予定としており、web3のグローバルハッカソンイベント「HAPathon 2023」やブロックチェーンゲームハッカソン「#asobiHack_Tokyo」がそれに含まれるという。

また当面同ラボを、アリババクラウドと協業プロジェクトに取り組んでいる一部の顧客とハッカソン参加者を対象に開放するという。アリババクラウドやブロックチェーンに特化したパートナー企業のエンジニアが現地で技術サポートを行う他、開発者は定期的なセミナー、ワークショップ、ネットワーキング・イベントを通じて、常に最新のweb3技術のトレンドや知識を学ぶことができるとしている。

さらに同ラボに参加する開発者はアリババクラウドのweb3パートナーエコシステムに直接アクセスできるメリットもあるという。

これには機関投資家向けのデジタル資産保管ソリューションのSafeheron、web3ゲームプロジェクトの高速化、拡張性、パフォーマンスの向上を可能にするブロックチェーン・インフラストラクチャー・プロバイダー大手NodeReal、web3ゲームエコシステムのためのスケーリングソリューションプロバイダーCOCOS-BCXが含まれるとのこと。また開発者は、これらの各プロジェクトエコシステム上のテスト環境で実験の機会が得られるとのことだ。

関連ニュース

images:iStocks/Robert-Way

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した