バイビット、キプロス共和国の暗号資産事業ライセンス取得

バイビットがキプロスで暗号資産事業ライセンス取得

海外暗号資産(仮想通貨)取引所Bybit(バイビット)が、キプロス共和国にて暗号資産(仮想通貨)取引所の運営およびカストディサービス提供に関わるライセンス取得を6月27日発表した。

同ライセンス取得によりバイビットは、暗号資産ペアや法定通貨ペアの取引サービスや、暗号資産に関連した金融サービス、キプロスおよびEU加盟国の顧客向けカストディソリューションなどが提供できるようになったとのこと。

なおバイビットによると今回のライセンス取得は、現地の規制に準拠したサービス提供のための取り組みの一環であるとのことだ。

ちなみに先日大手暗号資産取引バイナンス(Binance)がキプロス市場からの撤退を進めていることが明らかになっている。

キプロス証券取引委員会CySECの報告によるとバイナンスは、同国における暗号資産サービスプロバイダーとしての登録を抹消申請中であるとのことだった。

バイナンスのキプロス法人であるバイナンス・キプロス(Binance Cyprus Limited)は昨年10月、キプロス証券取引委員会CySEC(Cyprus Securities and Exchange Commission)より、VASP(VASP:Virtual Asset Service Provider)として承認されていた。

なお登録抹消の申請日や理由について報告書には記載されてらず、詳細は不明である。

ただし今年5月に欧州連合(EU)の暗号資産市場規制法案(MiCA/マイカ)が採択されたことを受け、バイナンスはEU内での暗号資産関連事業に注力するのではないかとみられている。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:バイビット
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ivan-Burchak

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した