LINE NEXTのNFTプラットフォーム 「DOSI」、メンバーシッププログラムが日本で提供開始

「DOSI Citizen」が日本で提供開始

LINEの暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン関連事業を展開するLINE Xenesis(ラインジェネシス:旧LVC)が、NFTプラットフォーム「DOSI」のメンバーシッププログラム「DOSI Citizen(ドシ・シチズン)」を日本で提供開始したと4月3日発表した。

「ドシ・シチズン」とは、「DOSI」のメンバーシッププログラムだ。「DOSI」ユーザーを「DOSIの市民(DOSI Citizen)」とし、ユーザーがさまざまなアクションを通じて「DOSI」のエコシステムに貢献することで、多様な特典がもらえるという。

なお2022年9月より先行してサービス開始したグローバルでは、「ドシ・シチズン」への登録アカウント数が約350万を超えたとのこと。また、メンバーシップポイントを使って参加できる「ドシ・アドベンチャー(DOSI Adventure)」への累計参加回数は約2,000万回に到達したとのことだ。

メンバーシップポイント「DON」について

「ドシ・シチズン」では、ユーザーの貢献レベルにあわせて、メンバーシップポイントの「DON(ドン)」がもらえるという。ユーザーは、集めた「DON」を使って抽選でさまざまなNFTを景品として受け取ることができるイベント「ドシ・アドベンチャー」への参加や「DOSI」のメンバーシップNFT「シチズンNFT(Citizen NFT)」をレベルアップさせることが可能であるとのこと。

また「シチズンNFT」のレベルや保有数によって、アクション毎にもらえる「DON」の数量が増えるとのことだ。

「DON」は、ドシ・シチズンのサイトへのチェックインや友達招待、NFTの購入などで獲得できるとのこと。なおNFTの購入には、メタマスク(MetaMask)と連携したイーサリアム(ETH)決済のみ可能とのことだ。

NFT無料配布キャンペーンも

また日本でのサービス提供開始に先駆け、「DOSI Wallet(ドシウォレット)」へ新規登録したユーザーを対象に、シチズンNFTを無料配布する「Citizen NFTエアドロップイベント」が開催中だという。NFTは「DOSI Wallet」登録後にウォレットへ自動で付与される。なお終了時期は未定とのこと。

またラインジェネシスは、「DOSI」のweb3ファンコミュニティーサービス「エイバ(AVA)」など、今後も「DOSI」に関連したサービスを日本で提供予定とのことだ。

「DOSI Wallet」は2月、「LINE BITMAX Wallet(ラインビットマックスウォレット)」を統合すると発表している。「LINE BITMAX Wallet」は、2020年8月に提供開始された、NFTなどのデジタルアセットをまとめて保有・管理可能なデジタルアセット管理ができる日本向けサービスだ。

なお「DOSI」は、韓国語の「都市」が語源であり、全世界の企業やクリエイター・ファンの集団が仮想空間における経済圏を新たな「都市」のように作り上げていくという意味を持つとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:DOSI Citizen
デザイン:一本寿和
images:iStocks/royyimzy

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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