バンダイナムコ、ブロックチェーンゲーム「BattleTabs」運営のギャングバスターズに出資

バンダイナムコがギャングバスターズに出資

バンダイナムコエンターテインメントが、ブロックチェーンソーシャルゲームを開発・運営するギャングバスター(Gangbusters Ltd.)に出資したことを10月11日発表した。

この出資は、バンダイナムコエンターテインメントのweb3関連事業スタートアップ対象投資ファンド「Bandai Namco Entertainment 021 Fund(バンダイナムコエンターテインメント ゼロトゥワン ファンド)」を通じて実施された。

なお今回の出資額は発表されていないが、同ファンドのチケットサイズ(1回の投資額)は数千万円~5億円とされている。

ギャングバスターは、ブロックチェーンソーシャルゲーム「BattleTabs」の開発・運営 および 同タイトルのコミュニティーを運営する企業。バンダイナムコ曰く、コミュニティーの熱量を高く保つ知見や、ファンメイドコンテンツによってコミュニティーを拡大するための知見を有しているとのこと。

バンダイナムコは今回の出資を通じて、ギャングスターの知見を取り入れながら、バンダイナムコのゲーム事業における活用、またブロックチェーン技術を活用したファンとのつながりの実現を目指すとしている。

「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」は今年4月に立ち上げられた投資ファンドだ。このファンドの投資対象は、国内外のブロックチェーン、VR/AR/xR、AIなどの技術を活用したエンターテインメントに関連するプロダクトやサービス提供など、メタバースやweb3関連の事業を行うスタートアップ企業となっている。

投資対象のステージに関しては、プレシードからレイターステージまでの幅広い成長ステージの企業とのことで、年間10億円(3年間で30億円)程度の出資を想定しているとのこと。

現在のポートフォリオには、アバター作成スタートアップGenies(ジーニーズ)、日本拠点でゲームパブリッシング事業を展開するPhoenixx(フィーニックス)、ライブ配信サービスのSHOWROOM(ショールーム)、ブロックチェーンゲーム開発のdoublejump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)、web3ファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink(ガウディ ファンリンク)」提供のGaudiy(ガウディ)が挙げられている。

なお「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」の投資委員長は、バンダイナムコエンターテインメントの代表取締役社長兼CEOである宮河恭夫氏が務めている。

関連ニュース

バンダイナムコ、web3対象の30億円規模ファンド立ち上げ

バンダイナムコ研究所、ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」の初期バリデータに

【取材】ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」発表、設立メンバーにバンダイナムコやセガも

ダブルジャンプがZ Venture、ビットフライヤー、バンダイナムコから資金調達。NFT市場へ大手ら連携相次ぐ

横浜の「動くガンダム」、ブロックチェーン証明の再エネで稼働

参考:バンダイナムコ

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/5話題】キャプテン翼 -RIVALS-がフェンブシキャピタルと提携、仏ソシエテがイーサ上でユーロ建てグリーンボンドなど

「キャプテン翼 -RIVALS-」、フェンブシキャピタルと提携、仏ソシエテ、イーサリアム上でユーロ建てグリーンボンド発行、韓国金融規制当局、未申告の暗号資産事業者に関する通報受け入れへ、ブラジル大手銀イタウ、暗号資産取引を開始=ロイター、クリプトドットコム、英FCAより電子マネー機関(EMI)の認可取得、暗号資産決済「Slash」、イーサL2オプティミズムに対応開始、アービトラムDAOが2340万ドルの追加予算を承認、助成金逃したプロジェクト支援で、スタークネットが「STRK」のスナップショット実施を明言、エアドロップに向け、L1ブロックチェーン「Sei」、v2アップグレードでEVMサポート提案

Sponsored