ダブルジャンプがZ Venture、ビットフライヤー、バンダイナムコから資金調達。NFT市場へ大手ら連携相次ぐ

ダブルジャンプがZ Venture、ビットフライヤー、バンダイナムコから資金調達。

double jump.tokyo株式会社が、Z Venture Capital株式会社、bitFlyer Holdings株式会社、株式会社バンダイナムコエンターテインメント及び株式会社バンダイナムコライブクリエイティブから第三者割当増資を行なったことを9月3日に発表した。

なお金額は不明だ。またdouble jump.tokyoは、bitFlyer HoldingsとNFT関連事業について協業関係を合意したことも発表した。

double jump.tokyoは2018年に設立され、ブロックチェーンゲームの開発運営や開発支援サービスなどを提供している企業だ。同社のブロックチェーンゲーム「My Crypto Heros」は2019年に世界第1位の取引量、ETH売上、DAUを記録した実績がある。

Z Venture Capitalの出資の目的は、Zホールディングスのグループ会社であるLINE株式会社のグループ会社LVC株式会社との連携や「LINE Blockchain」の活用などブロックチェーン領域におけるLINEグループとの協業関係を強化とのこと。

特にZ Venture Capitalはゲーム・エンターテイメント業界におけるブロックチェーン技術を通じた新たな価値体験の提供を目指していくようだ。

また現在double jump.tokyoは株式会社スクウェア・エニックスのIPを用いたNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」で「LINE Blockchain」を採用する予定であり、今後もさらなる連携を深めていくとのことだ。

Z Venture Capital取締役COOの都虎吉氏は今回の出資に関して次のようにコメントしている。

「double jump.tokyoはMy Crypto Heroes をはじめとしたブロックチェーンゲームやNFT の領域で、常に業界をリードしてきました。代表の上野氏をはじめとした優秀なチームが、今後も業界内のステークホルダーをつなぐハブとして活躍していくことを確信し、今回の投資に至りました。

特にNFTの領域は、LVC やヤフーなどZホールディングスが注力している領域でもあるため、Zホールディングスのエコシステムを活用して更なる支援を行ってまいります」

またbitFlyer Holdingsは今回の出資を通じて、暗号資産取引所bitFlyerの顧客基盤を活用したNFT事業提携、各種コンテンツのNFT発行支援、さらにはdouble jump.tokyoのブロックチェーンゲームにおけるエンタープライズ向けブロックチェーン「miyabi」の活用検討など、NFT事業に関する幅広い協業関係を構築し、bitFlyerグループとして新たな事業拡大を図っていくことが目的とのことだ。

bitFlyer Holdings代表取締役の林邦良氏は今回への出資に関して次のようにコメントしている。

「暗号資産に続いてブロックチェーンのキラーコンテンツとなったNFTに関して、ブロックチェーンゲームやNFT事業において業界を牽引するdouble jump.tokyoと協業できることを大変嬉しく思います。

bitFlyerグループがNFT関連事業に参入することで、さらにブロックチェーン業界を盛り上げ、お客様にご満足いただけるようなNFT関連サービスをご提供できるよう、総力を挙げて取り組んでまいります」

またバンダイナムコエンターテインメント及びバンダイナムコライブクリエイティブが所属するバンダイナムコグループは、今回の出資を通じて、エンターテインメント領域における新たな価値創造を目指していくことが目的とのこと。

なおバンダイナムコエンターテイメントは主要IPとして、「ドラゴンボール」シリーズ、ワンピース、「たまごっち」シリーズ、「プリキュア」シリーズ、「機動戦士ガンダム」シリーズ、「ウルトラマン」シリーズ、「仮面ライダー」シリーズなどを取り扱っており、今後の連携が楽しみだ。

現在世界No1のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは8月の流通総額3,650億円を記録した。7月の流通総額は約330億円であり、1ヶ月で約10倍以上の流通総額が増えたことになる。

国内では9月2日に、株式会社ミクシィが「クリプト(暗号資産)×コンテンツ」で様々な事業を創出していくことを主目的に、暗号資産取引所bitbankを運営するビットバンク社へ70億円の出資を行なった。

NFTの世界的な盛り上がりをきっかけに、国内でもコンテンツ企業と暗号資産・ブロックチェーン関連企業の資本提携が加速している。

デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【取材】zkRollup技術開発のRyodan Systemsとフォアーが業務提携、分散型アプリ開発へ

秘匿化やプライバシー技術に関連する「zkRollupプロトコル」の開発を行う「Ryodan Systems」とフォアーが、分散型アプリケーションレイヤーの構築のため、業務提携したことを発表した。フォアーはAI/ビッグデータ解析領域のアルゴリズムの開発と共に、多数の演算処理を同時に処理可能なベクトル型プロセッサの開発を行う日本企業。またRyodan Systemsはスイスを拠点に日本人開発者である日置玲於奈氏がCEOを務める企業だ。

【8/10話題】Redditがアービトラムで独自ポイント、渋谷区が年内にデジタル地域通貨など(音声ニュース)

Reddit、L2アービトラムで独自ポイント発行へ。FTX Payでも利用可能に、渋谷区、デジタル地域通貨「ハチペイ」と「ハチポ」を年内開始へ、NFTミンティング「Fair. xyz」、OpenSeaらから約6億円調達、zkRollup技術開発のRyodan Systemsとフォアーが業務提携、分散型アプリ開発へ、米シティが暗号資産関連のリスクマネージャー募集、ステーブルコインなど新規プロダクト開発か、オーストラリア中銀、CBDCのユースケース調査へ、「USDC」と「USDT」、マージ後のPoWチェーン非対応。イーサ分岐問題でサークルとテザー表明

Sponsored

「USDC」と「USDT」、マージ後のPoWチェーン非対応。イーサ分岐問題でサークルとテザー表明

米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」 の発行元である米サークル(Circle Internet Financial)が、イーサリアム(Ethereum)の「マージ(The Merge)」後において、PoW(プルーフオブワーク)チェーンについてサポートせずPoSチェーンのみに対応する意向を8月9日表明した。

渋谷区、デジタル地域通貨「ハチペイ」と「ハチポ」を年内開始へ

東京都渋谷区でデジタル地域通貨「ハチペイ」と「ハチポ」が導入されることが分かった。この取り組みは渋谷区の「デジタル地域通貨事業」として年内に開始される予定だ。カヤック同事業をが受託し、ジェーシービー(JCB)、ポケットチェンジと協働し同事業の総合プロデュースを担うとのことだ。

米シティが暗号資産関連のリスクマネージャー募集、ステーブルコインなど新規プロダクト開発か

米金融大手シティグループ(Citigroup)が、新たに暗号資産(仮想通貨)関連の新規プロダクト等の開発を計画している可能性が浮上した。同社は現在、暗号資産(仮想通貨)関連のリスクマネージャーの募集を行っており、募集要項を確認するとその可能性が高いと考えられる。

【8/9話題】STEPNがLINE Blockchain上で開発へ、米財務省がトルネードキャッシュ制裁など(音声ニュース)

STEPNが「LINE Blockchain」上で開発へ、LINEがFind Satoshi Labと覚書締結、米財務省、暗号資産ミキシング企業を制裁へ。資金洗浄額は合計約9,444億円か、ソラナ(SOL)基盤の企業向けウォレット開発「Cashmere」、シードで約4.4億円調達、アバランチ「Coreウォレット」、全EVM互換チェーンに対応開始、ロビンフッドでアバランチ(AVAX)とステラルーメン(XLM)上場、ニアプロトコルが「JS SDK」公開、JAVAスクリプトで開発可能に

Sponsored