ラグビーチーム「LeRIRO福岡」、FiNANCiEでトークン発行

ラグビーチーム「LeRIRO福岡」がFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、福岡県うきは市のラグビーチーム「LeRIRO(ルリーロ)福岡」のトークン発行と販売開始を8月2日発表した。

「LeRIRO福岡」は2022年4月に立ち上げられたラグビーチーム。特定の企業には所属せず、地域の企業群と連携して活動する地域密着型のチームとして、日本ラグビーの最高峰「リーグワン」参入を目指している。

なお今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「LeRIROトークン」として販売されるとのこと。

「LeRIROトークン」の購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるという。なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「チームキャラクターのネーミング投票」や「応援スローガン内容企画案投票」、「応援スローガンデザイン企画案投票」があり、また抽選特典案として「限定サイン入りグッズ抽選販売」や「マーケティング戦略会議への参加権」、「選手と一緒にトレーニング体験会」がある。

「LeRIROトークン」の初回販売期間は8月2日11時から8月31日21時の予定。今回のファンディングの目標金額は目標金額3,000,000ptとなっている。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

「LeRIROトークン」の販売メニューについては、3,000pt~500,000ptまでの価格で全12種類が用意されており、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

最高額となる500,000ptのメニューは合計で5口用意されており、5000,000pt分の「LeRIROトークン」付与に加え、ラグビー体験、うきはの自然を利用した森林セラピー、国際協力ワークショップなどを行う「うきは市研修コース」が特典として用意されている。その他のメニューでも「福岡空港でのラガーマンのお出迎えサービス」や「公式ウェブサイトに支援者としてお名前を記載」、「チーム公式アプリ内へのスポンサーロゴ掲載」など多くの特典がある。

あたらしい経済編集部は今回の取り組みに関して、「LeRIRO福岡」代表 島川大輝氏より以下のコメントを得た。

『はじめまして。LeRIRO福岡代表の島川大輝と申します。LeRIRO福岡は、2022年4月に「うきはからリーグワンへ」を掲げ、うきは市で生まれ、福岡県南部筑後地域をホストエリアとして活動する、できたばかりのラグビーチームです。LeRIRO福岡が掲げる「3年以内のリーグワン参戦」の夢は、もちろん簡単なチャレンジではありません。そこで、FiNANCiEでつくる LeRIROの新たなファンコミュニティで、ゼロから出発するLeRIRO福岡を一緒に作り上げていきましょう。福岡、九州、全国のラグビーファンの皆様どうぞよろしくお願いします』

関連ニュース

フィナンシェがIEO支援事業、Light「PLMトークン」IEOサポートへ

関西サッカーリーグ1部「アルテリーヴォ和歌山」、FiNANCiEでトークン発行

松井大輔選手も所属のY.S.C.C.横浜フットサル、FiNANCiEでトークン発行

FiNANCiEってどんなサービス?(月刊フィナンシェ 2022年2月号)

女性プロレーサーの「KYOJO CUP」、トークンで実現目指すレーシングカーやファンとのチーム作り(月刊フィナンシェ7月号)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/30話題】大和証券らがパブリックチェーンで証券トークン、バイナンス宣伝でクリスティアーノロナウドへ集団訴訟など

大和証券グループとGinco、パブリックチェーンで証券トークン発行の概念実証へ、クリスティアーノロナウド、バイナンスの未登録有価証券宣伝したとして集団訴訟される、フィリピンSECがバイナンスの未登録運営を警告、アクセス遮断へ、コインベースがバイビット捜査関連でCFTCから召喚状、一部ユーザーに警告も、米財務省がビットコインミキシング「Sinbad」制裁、北朝鮮ラザルスとの関係疑惑で、スペイン財務局、国外保有の暗号資産が約807万円で納税申告義務化へ、ソラミツ、ソロモン諸島中央銀行と中銀デジタル通貨の実証実験を実施、パクソス、アブダビでステーブルコイン発行の原則承認取得、暗号資産サービス提供も、ジャックドーシー、ビットコイン分散型マイニングプール「OCEAN」に出資、ソラナ基盤のステーキングプロトコル「Jito」、独自トークンJTOのエアドロップ実施へ

Sponsored

大和証券グループとGinco、パブリックチェーンで証券トークン発行の概念実証へ

大和証券グループ本社、大和証券、Fintertech(フィンターテック)、Ginco(ギンコ)が、パブリックブロックチェーンにおけるセキュリティトークン(ST:証券トークン/デジタル証券)の発行および発行プラットフォームの開発に向けた概念実証の実施予定を11月30日発表した

パクソス、アブダビでステーブルコイン発行の原則承認取得、暗号資産サービス提供も

企業向けブロックチェーンインフラ提供やステーブルコイン発行を行うパクソス(Paxos)が、アブダビ・グローバル市場(ADGM)の金融サービス規制当局(FSRA)から、ステーブルコインの発行及び暗号資産仲介およびカストディサービス提供に関する金融サービス許可(IPA)の原則的承認を得たと11月29日発表した