SBINFT、NFT真贋判定技術の研究開始

SBINFTがNFTの真贋判定技術の研究開始

パブリックチェーンに対応したNFTマーケットプレイスを運営するSBINFTが、ブロックチェーンデータの真贋判定にAI(人工知能)を用いた技術の開発を開始したことが6月22日分かった。

SNBNFTは、NFTはオンチェーンでデータを記録するため「対改竄性のある分散型台帳上のデータとして保存可能」だが、課題として保存領域にデータを書き込む際に法的なデータ判定ができず、他者の権利を侵害したNFTデータの流通などが起きてしまっている事例があると発表している。

今回の研究開発では、「ブロックチェーンとAIを掛け合わせた、精度の高い半自動的な真贋判定技術の開発」や「画像類似度とウォレットの仕組みを連携させたマーケティング応用のシステム開発」、「将来的な分散型金融の発展を見据えた新規技術の研究」を行っていくとのことだ。

SBINFTではNFTマーケットプレイスの運営を行う他、4月よりローソンエンタテインメントと「LAWSON TICKET NFT」の提供を開始している。また3月には専門学校バンタンの卒業証書をNFTで作成・代理発行し、国内で初めてNFT化された卒業証書が卒業生に対し授与された。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

【取材】ローソンがNFT参入、SBINFTと「LAWSON TICKET NFT」を提供へ

SBINFT、バンタンの卒業証書をNFTで発行

【対談動画】SBI NFT、日本発のNFTマーケットプレイスが目指すものとは?(SBINFT 高長徳氏・仮想NISHI氏、スタートバーン 施井泰平氏)

日本酒「梵」の不正流通をブロックチェーンで防ぐ、SBIとサトー

【動画解説】NFT市場の「これまで」と「これから」(SBI NFT 高長徳氏・中田宜明氏)

デザイン:一本寿和
images:iStocks/ismagilov

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/20話題】コインベースが米国以外でグローバル顧客向けサービス検討か、クリプトドットコムがドバイでMVP準備ライセンスなど(音声ニュース)

米コインベース、米国以外でグローバル顧客向け暗号資産取引サービス検討か=報道、米ステートストリート、英カストディ企業Copperとの業務提携を終了=報道、暗号資産ETP提供の21Shares、需要の低い6商品を提供停止へ=報道、クリプトドットコム、ドバイで暗号資産事業のMVP準備ライセンス取得、クラーケンにDeFiの「GMX(GMX)」上場へ、アービトラムが独自トークン「ARB」発行へ、DAO運営移行で

Sponsored

【3/17話題】イーサリアム「Shapella」のメインネット実装日、フィナンシェがHORIE MOBILEと事業連携など(音声ニュース)

イーサリアム次期大型アップグレード「Shapella」、メインネット実装日が4月12日に合意、Oasys(OAS)のNFTプロジェクト「OASYX」、「バーチャファイター」シリーズ3作とコラボ決定、ビットフライヤーにパレットトークン(PLT)上場へ、国内5例目、オーケーコインジャパンにポリゴン(MATIC)上場へ、ERC20とネイティブトークンで、ユニスワップV3がBNBチェーンで稼働開始、アバランチ展開も可決へ、FDICがSV銀行とシグネチャー銀行の入札日を設定、買い手には暗号資産事業の破棄要求か=報道、インド中銀とUAE中銀がCBDC実験へ、2国間ブリッジなど実施へ、スタークネット、初のガバナンス投票を実施へ、モノバンドル、ブロックチェーン技術者向けプラットフォーム「Blockchain Hacklab」提供開始、レコチョク、「レコチョクNFTチケット」提供へ、フィナンシェトークン(FNCT)、ステーキングを4月3日から提供開始、フィナンシェが堀江貴文の「HORIE MOBILE」と事業連携、「FiNANCiE」でトークン発行も、東南アジア初のプロ野球リーグ設立手掛ける「カルピース」、FiNANCiEでトークン発行

Sponsored