みずほ証券、セキュリティトークンの「ibet for Finコンソーシアム」に参加

みずほ証券が「ibet for Finコンソーシアム」に参加

みずほ証券が「ibet for Finコンソーシアム」に参加したことが6月21日分かった。ブロックチェーン技術を用いて発行等が行われる有価証券「セキュリティトークン」を取り扱うための参加とのこと。

みずほ証券は、不動産やインフラに加え、船舶・航空機等の動産を裏付けとしたトークンや社債の取り扱いを公募・私募それぞれで検討するなど、様々な領域で「セキュリティトークン」の発行に向けて取り組むと発表されている。

同社はこの取り組みにより、「発行体の資金調達手段や投資家の資産運用手段の多様化ニーズにお応えすることで、資本市場の発展に貢献していきます」と述べている。

「ibet for Finコンソーシアム」は、ブロックチェーン技術を用いて発行等が行われるセキュリティトークン(証券トークン)を取り扱うためのブロックチェーンネットワーク「ibet for Fin」を運営している。昨年6月にSMBC日興証券、SBI証券、野村證券、BOOSTRY(ブーストリー)の4社が設立した。

なお「ibet for Fin」にはブロックチェーン基盤として、エンタープライズ向けの「クオーラム(Quorum)」が用いられている。

現在「ibet for Finコンソーシアム」には、みずほ証券の他、BOOSTRY(事務局)、SMBC日興証券、SBI証券、野村證券、みずほ信託銀行、野村信託銀行、他金融機関2社(非公開)が参加している。

関連ニュース

野村信託銀行、証券トークンの「ibet for Finコンソーシアム」に参加

LINE証券がSTOサービス提供へ、クオーラム基盤「ibet for Fin」で

みずほ信託銀行、証券トークンの「ibet for Finコンソーシアム」に参加

日本取引所グループが「環境債」の証券トークン化検討、ブーストリー「ibet for Fin」で

日本取引所グループ、「デジタル環境債」発行に向け日立製作所・野村證券・BOOSTRYと協業

参考:みずほ証券
デザイン:一本寿和

images:iStocks/ismagilov

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道