分散型取引所「Uniswap」がNFT対応へ、Genie買収、USDCエアドロップも発表

「Uniswap」がNFT対応へ、Genie買収

分散型取引所ユニスワップ(Uniswap)の主要開発企業ユニスワップラボ(Uniswap Labs)が、NFTマーケットプレイスアグリゲーターのジーニー(Genie)を買収したことが6月21日に分かった。

ジーニーは、NFTを購入・販売するユーザに、最適な価格のNFTマーケットプレイスを見つける機能や取引手数料を下げるための支援機能などを提供している。

ユニスワップラボは、ジーニーの買収はNFTとERC-20トークンをプロダクトに含めるための拡大努力の一環だと発表している。 

近日中に、NFTがユニスワップのプロダクトに統合され、まずはユニスワップのウェブアプリですべての主要なマーケットプレイスでのNFT売買が可能になるとのことだ。また開発者向けAPIやウィジェットにもNFTを統合し、ユニスワップをweb3のユーザーや開発者のための包括的なプラットフォームにしていく方針だという。

また過去のジーニーユーザーには米ドルステーブルコインのUSDCをエアドロップする予定とのことだ。エアドロップは8月に開始され、すでに取得されたスナップショットに基づき、最大12ヶ月間請求することができるようだ。

具体的にエアドロップ対象者は、 今年の4月15日までにジーニーを複数回使用したか、GEM NFTを保持しているユーザーとのこと。エアドロップの更なる詳細については、後日説明される。

なおユニスワップラボは、今年4月にweb3ファンド「ユニスワップラボ・ベンチャーズ(Uniswap Labs Ventures)を立ち上げ、すでにMakerDAO、Aave、Compound Protocol、PartyDAO、LayerZero、Ethereum開発者プラットフォームのTenderlyなど11のスタートアップとプロジェクトに投資している。

参考:Uniswap Labs
images:iStocks/PerlaStudio
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道