EY、ブロックチェーンのモニタリングツール「Reconciler」の製品版リリース

EYが「Reconciler」の製品版リリース

EYが、「EY Blockchain Analyzer:Reconciler(リコンサイラー)」の製品版をリリースした。EY監査チームがサポートを行い、EYの監査外のクライアントにも提供されるとのことだ。

なお「EY Blockchain Analyzer」には、「Smart Contract & Token Review(スマートコントラクト&トークンレビュー)」「Tax Calculator(タックスサーキュレーター)」があり、「Reconciler」は「EY Blockchain Analyzer」における3世代目のツールとなる。

「EY Blockchain Analyzer:Reconciler」は、ブロックチェーンのモニタリングとリコンシリエーション(調整)を行うもので、企業記録のインポートやオフチェーンの企業記録、オンチェーン取引の照合、ウォレット残高の追跡などの機能を提供するという。

今回の製品版リリースにあたり、ユーザーが取引を実行せずにアカウントの所有権を証明できるデジタル署名検証機能が新たに導入されているとのことだ。

対応するブロックチェーンは、初期段階ではビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)をサポートするとのこと。

なお今後はプルーフオブステーク(PoS)ネットワークにおけるステーキング報酬などに対応するなど、顧客のニーズに応えていくとしている。

利用については「blockchain.ey.com」より、「Solutions」→「Reconciler」を選択。そこから「Get started」に進み必要事項を入力することで申し込みが出来るようだ。なお利用価格については公開されていない。

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参考:EY
デザイン:一本寿和
images:iStocks/peterschreiber.media・artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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