暗号資産取引所クーコインが約200億円調達、評価額は約1.3兆円に

クーコインが約200億円調達

暗号資産取引所クーコイン(KuCoin)が、プレシリーズBラウンドによる約200億円(1.5億ドル)の資金調達を完了し、企業評価額が約1.3兆円(100億ドル)に達したことが5月11日分かった。

クーコインは、2018年11月にラウンドAの資金調達で約26億円(2000万ドル)を調達している。

今回の資金調達はジャンプクリプト(Jump Crypto)が主導した。サークルベンチャーズ(Circle Ventures)、IDGキャピタル(IDG Capital)、マトリックスパートナーズ(Matrix Partners)など複数の投資ファンドも出資参加したとのことだ。

調達した資金は、「クーコインの次世代コア取引システムの構築」、「クーコインのグローバルな規制の取り組みのサポート」、「セキュリティとリスク管理システムの強化」に利用する予定とのこと。

また調達した資金を利用してクーコインは、クーコインラボ(KuCoin Labs)やクーコインベンチャーズ(KuCoin Ventures)などの投資部門を通じ、暗号資産ウォレット、DeFi(分散型金融)、GameFi(ゲーミファイ)、NFTプラットフォームといったweb3における立ち位置を拡大していくとのこと。

またクーコインのコミュニティメンバーによって構築されたブロックチェーン「KCC(KuCoin Community Chain)」も、分散型エコシステムを構築する上で重要なインフラにするとしている。なお「KCC」はイーサリアム(Ethereum)のネットワーク遅延と高いガス代の解決を目的に構築されたEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のパブリックブロックチェーンだ。

関連ニュース

米コインベース第1四半期売上高が35%減、投資家のリスク回避姿勢響く

Opn(旧SYNQA)、三菱UFJ銀行らから約155億円の資金調達

九州工業大の履修証明書にブロックチェーン、実証実験開始

マドンナ、ビープルとNFTコレクション「創造の母」発表

S&P、暗号資産レンディング「Compound」を「B-」に格付け

参考:クーコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・peshkov

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道