イーサリアムの歴史が映画化、「ブレードランナー」や「ハウス・オブ・グッチ」製作会社が

英国映画製作会社、イーサリアムの映画製作へ

イーサリアム(Ethereum)をテーマとした映画が製作されることが4月22日分かった。英映画製作会社スコット・フリー・プロダクションズ(Scott Free Productions)が手掛ける。

この映画のタイトルは『The Infinite Machine: How an Army of Crypto Hackers is Building the Next Internet with Ethereum』で、イーサリアムの歴史についてまとめた書籍『The Infinite Machine(ザ・インフィニット・マシン)』の映像化作品となる。なおドキュメンタリーではなく、ドラマ化された長編映画となるようだ。

この書籍は、分散型金融(DeFi)専門サイト「The Defiant」の創設者カミラ・ルッソ(Camila Russo)氏により2020年に出版された本で、同氏はこの映画のエグゼクティブ・プロデューサーでもある。

今回の映画を製作するスコット・フリー・プロダクションズは、映画『トップガン(Top Gun)』などの映画監督であるトニー・スコット(Tony Scott)氏により設立された映画製作会社で、代表作には『グラディエーター(Gladiator)』、『ブレードランナー(Blade Runner)』、『エイリアン(Alien)』、『ハウス・オブ・グッチ(House of Gucci)』などがある。

また今回の映画は「イーサリアムの技術とイーサリアムコミュニティの出資により実現するもの」と説明されている。さらにNFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)で販売されている「The Infinite Machine NFT Collection」 の販売収益も映画製作費に充てられるとのことだ。

このNFTには、「MOVIE META TRAITS」というレアリティがあり、映画に関連した特典がランダムに割り当てられているとのこと。特典には、NFT所有者が映画のエキストラとして出演(またはNFTが映画に登場する)や、映画の撮影現場に行ける、映画のクレジットに掲載されるなどのオプションがあり、NFT保有者は映画製作に関わることができるという。

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参考:theinfinitemachinemovie
デザイン:一本寿和
images:iStocks/danr13・shironosov

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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