グレースケールのバスケット型ファンドのリバランス、AVAXやDOT追加、SUSHI削除も

グレースケールがバスケット型ファンドの投資比率をリバランス

米暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール(Grayscale)が運用する3つのバスケット型の暗号資産投資信託のポートフォリオのリバランスが4月6日発表された。四半期毎に行われる再評価により、ファンド投資比率が変更される仕組みとなっている。それに伴い各ファンドで投資対象となる暗号資産の追加・削除も実施された。

主要な時価総額の大きい暗号資産に対し投資を行う「Grayscale Digital Large Cap Fund(GDLC)」では、新たにアバランチ:Avalanche(AVAX)とポルカドット:Polkadot(DOT)が追加された。

「GDLC」の4月5日時点の投資比率は、ビットコイン(BTC):60.07%、イーサリアム(ETH):28.57%、ソラナ(SOL):3.06%、カルダノ(ADA):2.74%、アバランチ(AVAX):1.77%、ポルカドット(DOT):1.56%、ライトコイン(LTC):0.62%、チェーンリンク(LINK):0.57%、ユニスワップ(UNI):0.55%、ビットコインキャッシュ(BCH):0.49%で構成されているとのことだ。

また昨年7月より運用が開始された、DeFi(分散型金融)に関する銘柄に投資を行う「Grayscale DeFi Fund(DEFIFUND)」については、スシスワップ:SushiSwap(SUSHI)とシンセティックス:Synthetix(SNX)がコンポーネントから削除された。なお新たに追加された暗号資産はない。

「DEFIFUND」の新たな投資比率としては、ユニスワップ(UNI):42.34%、カーブ(CRV):17.56%、アーベ(AAVE):13.27%、アンプ(AMP):9.58%、メーカー(MKR):8.32%、コンパウンド(COMP):5.86%、ヤーンファイナンス(YFI):3.07%となっている。

先月より提供が開始されている、イーサリアム(ETH)以外のスマートコントラクト機能を持つブロックチェーンの暗号資産に資金配分をして投資する「Smart Contract Platform Ex-Ethereum Fund(GSCPxE)」では、コスモス:Cosmos(ATOM)が新たに追加された。

他2商品と同じく4月5日時点の「GSCPxE」の投資比率は、ソラナ(SOL):26.47%、カルダノ(ADA):25.12%、アバランチ(AVAX):14.95%、ポルカドット(DOT):13.95%、ポリゴン(MATIC):7.54%、コスモス(ATOM):5.23%、ステラルーメン(XLM):3.43%、アルゴランド(ALGO):3.31%となっている。

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参考:グレースケール
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Aramyan・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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