ハッシュパレットがNFTマーケットプレイス「PLT Place」提供へ、PLTやクレカ決済対応

HashpaletteがNFTマーケットプレイス「PLT Place」提供へ

ブロックチェーン「パレット(Palette)」及びパレットトークン(PLT)を提供するHashpalette(ハッシュパレット)が、新たにNFTマーケットプレイス「PLT Place」を提供することが3月17日分かった。

「PLT Place」は、ゲームやアートなど様々な分野のNFTを、企業やクリエイターが出品できるマーケットプレイスとのこと。ユーザーはNFTの購入、またはユーザー同士で売買・交流できるという。

発表によると「PLT Place」のブロックチェーンには、ハッシュパレットが手がけるNFTに特化したブロックチェーン「パレット(Palette)」を採用しているとのこと。ユーザーはガス手数料無料で売買できるという。今後はクロスチェーン機能をアップデートし、ユーザー自身が簡単に他のブロックチェーンにNFTを移行できることも予定しているとのこと。

また「PLT Place」では、ハッシュパレットが昨年7月に国内初のIEOを実施した「パレットトークン(PLT)」を決済に利用できるという。クレジットカード決済にも対応しているとのことだ。

なお「PLT Place」は17日よりプレオープンしており、先行して「PLT Place」のアカウント作成や、近日公開予定のタイトルを確認できるという。

NFTの販売開始は4月1日を予定しており、4月30日までは「PLTがもらえるお友達紹介キャンペーン」を実施しているとのことだ。

また4月1日から販売開始される「1stセール」では、ハッシュパレットが2月より運営開始した「HashGames(ハッシュゲームス)」提供のブロックチェーンゲーム「ELF Masters」のゲームNFT販売を予定しているとのこと。なお「HashGames」は、ハッシュパレットの親会社であるHashPortのブロックチェーンゲームスタジオ部門だ。

HashPortは2月、「HashGames」よりPlay to Earn(遊んで稼げる)ゲームであるenishの「ディライズ ファイ(De:Lithe Φ )」、「クリプトニンジャパーティー(CryptoNinja Party!)」、HashGamesオリジナルの「エルフマスターズ(ELF Masters)」の3作品をリリースする予定であることを発表していた。

またハッシュパレットによるNFTの事例としては昨年11月、coinbook(コインブック)と業務提携し、コインブックが発行・販売を行う人気アイドルグループSKE48のNFTトレカを「Palette」上で発行した。さらにハッシュパレットは、コインブックの運営するNFTマーケットプレイス「NFTex」の開発をサポートするとしていた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/PerlaStudio・artacet

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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