フォビジャパン、独自パブリックチェーン「HECOチェーン」提供へ

フォビジャパンが「HECOチェーン」提供へ

国内で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するフォビジャパンが、Huobiグループの独自ブロックチェーン「HECO(ヘコ)チェーン」を提供することが2月22日分かった。取り扱い開始日等の詳細は今後改めて通知されるとのこと。

現在までに発表された情報によると「HECOチェーン」は、ネイティブトークンがHT(フォビトークン)となるパブリックチェーンとのこと。「Huobi ECO Chain」を略して「HECOチェーン」としているようだ。

またコンセンサスアルゴリズムは「HPoS」となっており、同チェーンでPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の仕組みを採用したものと思われる。なおPoSとは、そのブロックチェーンが発行するトークンの保有量によって、ブロック生成の権利を得られる仕組み。保有量が多いほど、報酬が得られる可能性が高くなるのが一般的だ。なお「HECOチェーン」のGitHubによると、バリデーター(ブロック生成にかかわるネットワーク参加者)の最大数は21となっている。

その他「HECOチェーン」では、イーサリアムのスマートコントラクトのコントラクトコードを実行するための機能である「EVM(イーサリアムバーチャルマシン)」の互換性もサポートしているとのこと。またクロスチェーンにも対応しており、元のチェーンで一定量のトークンをロックしてから、「HECOチェーン」で対応する数のトークンを生成することで実現するとのことだ。

関連ニュース

暗号資産リスク(LSK)、フォビジャパンで上場へ

フォビジャパン、ビットコインと日本円の取引手数料を無料に

シンボル(XYM)、フォビジャパンで上場へ 

フォビジャパン、XRP保有者へのソロジェニック(SOLO)エアドロップ対応

フォビジャパン、IEO事業参入へ準備開始

参考:フォビジャパン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・wacomka・artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した