Webブラウザ「ブレイブ」、プライバシー重視のビデオ会議機能「Brave Talk」提供

ブレイブ、「Brave Talk」正式ローンチ

プライバシー保護に焦点を当てた次世代分散型ブラウザのブレイブ(Brave)が、新たなビデオ会議機能である「Brave Talk」のローンチを発表した。「Brave Talk」は昨年5月にテストモードで提供を開始した「Brave Together」の正式版となるようだ。

「Brave Talk」はトラッカーをデフォルトでブロックし、プライバシーを犠牲にしないビデオ通話が可能になるとのこと。またこのサービスのサーバーにメタデータを保存しない為、ユーザーの同意なしに通話・画像・アクティビティの記録が共有されることはないという。 1対1のビデオ通話であれば、通話時間無制限にて無料で利用ができる。3名以上の通話を主催する場合には、月額7ドル(約800円)のプレミアムバージョンが提供されており、数百人規模での通話も可能となるようだ。

なお現在ブレイブのiOSアプリおよびAndroidアプリではプレミアムバージョンのみの提供となっており、今後数週間のうちに無料版も提供開始になるとのことだ。

「Brave Talk」を利用するには追加のアプリや拡張機能のインストールは不要だが、ブレイブブラウザからのアクセスが必須となる。ユーザーはブレイブから「talk.brave.com」へアクセスし通話を開始するか、新しいタブのトークカメラのアイコンをクリックして開始することが可能だ。なおトークルームのURLを共有することで他のユーザーを招待することができる。その相手がブレイブユーザーで無い場合には、インストールが案内される形となる。

ブレイブは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」を持つブラウザだ。広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点がある。さらにユーザーはBrave上で特定の広告を閲覧することで暗号資産BAT(Basic Attention Token/ベーシックアテンショントークン)をBraveリワード(Brave Rewards)として獲得することもできる。

またBraveユーザーはBATを使ってコンテンツクリエイターやウェブサイトに対して支援を行うことも可能である。

なお日本国内においてBraveは暗号資産取引所のビットフライヤー(bitFlyer)と提携しており、Brave上でビットフライヤーのウォレットが連携できるようになっている。

bitFlyerアカウントをデスクトップ版のBraveブラウザ上でBraveリワードに連携することでBraveブラウザ上で配信される広告を閲覧すると、翌月5日に報酬としてBATをbitFlyerアカウントで受け取れる。またBraveブラウザを利用することで受け取ったBATは、ビットフライヤーで売却し日本円に換金することも可能である。

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参考:ブレイブ ・Brave Talk
デザイン:一本寿和
images:iStocks/fizkes・dalebor

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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