サザビーズに出品のNFT「101BoredApeYachtClub」が約26億円で落札

「101BoredApeYachtClub」が約26億円で落札

米オークションハウス大手のサザビーズ(Sotheby’s)のオークションにて、NFTコレクション「101BoredApeYachtClub(ボアードエイプヨットクラブ:退屈な類人猿ヨットクラブ)」が約2440万ドル(約26億円)にて9月9日に落札された。

「101BoredApeYachtClub」は米国を拠点とする企業ユガ・ラボ(Yuga Labs)が制作した猿をキャラクター化したNFTコレクションだ。今回落札されたのはユガ・ラボが元々展開していたNFTシリーズ「BoredApeYachtClub(BAYC)」の全170種類全10,000点ある作品のうちの101種類の101点のNFTと、新たに制作された6種類6点のNFTを合わせた107点のNFTがセット販売されたものとなる。

今回NFTを落札した所有者はブロックチェーン上に所有証明を記録できる他、画像の知的財産権と商業利用権などの権利も得られるとのことだ。

ちなみに今回販売されたNFTの決済方法は、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)USドルコイン(USDC)および法定通貨(米ドル)での支払いが可能となっているが、どの通貨で支払われたのか現在不明である。

なお今回26億円で落札された「101BoredApeYachtClub」とは別にユガ・ラボは「101 Bored Ape Kennel Club(ボードエイプキャナルクラブ:退屈な類人猿犬小屋クラブ)」もオークションに出品しており183万5,000ドル(約2億円)で落札されている。こちらの商品は全101種類となる犬のキャラクターのNFTをセット販売したものとなる。

「BoredApeYachtClub(BAYC)」シリーズはNFTマーケットプレイスのオープンシーでも販売されており、執筆時点(9/10 18:00)での最低入札価格は33.6 ETH(約1,200万円)となっている。なお4月26日には定価にて一点0.08ETH(販売時の価格で約2万円)で販売されていた。

関連ニュース

サザビーズのダイヤモンドオークション、13.5億円相当の暗号資産で落札

【追加取材】米サザビーズにて日本を代表するアーティスト池田亮司氏のNFTアートが販売、発行はスタートバーン(代表取締役 施井泰平)

WWW考案者ティム・バーナーズ=リー、サザビーズにてソースコードをNFT販売

気温上昇により自動焼却されるNFT「Two Degrees」、サザビーズにて出品

オークションハウス大手のサザビーズ、デジタルアーティストPakと共同でNFTアート販売

参考:サザビーズOpenSea0.08ETHのTwitter
デザイン:一本寿和
images:via REUTERS

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道