利回り4%、コインベースがUSDCレンディングサービス開始

コインベースがUSDCレンディングサービス開始

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、利回り4%のUSDCレンディングサービスを6月29日に発表した。

USDCはコインベースとブロックチェーン企業サークル(Circle)が共同で発行している米ドルペッグのステーブルコインである。

コインベースによると、このレンディングサービスは米国の一般ユーザー向けであり、ユーザーはUSDCを預けることで従来の普通預金口座の平均金利の50倍以上の金利を得られるとのこと。またリアルタイムにポートフォリオの利息を確認することが可能で、手数料や引き出し限度額なしで毎月利息を受けとれるとのことだ。

またコインベースは、このレンディングサービスの強みとして安全性を挙げている。他のレンディングサービスでは、預けられた資産が不特定多数の第三者に貸し出されるため、信用リスクが発生し、最悪の場合ユーザーは預け入れ資産を失ってしまう可能性がある。

その一方でコインベースのレンディングサービスでは承認済みの借り手にのみ貸し出すことで安定して利回りを生み出すとのこと。

さらに同社は「お客様のコインベース口座にあるUSDCの元本保証を提供できることを誇りに思います」と説明しており、ユーザーが安心してサービスを利用できることを強調している。

USDCレンディングサービスは事前登録のうえウェイティングリストから外れると自動的に開始するとのことだ。

なおコインベースは銀行ではないため、ユーザーが貸し出した暗号資産はFDIC(連邦預金保険公社)やSIPC(米国証券投資家保護公社)の保険によって保護されない。

参考:コインベース
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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