EVM互換L1チェーン「モナド」、メインネットローンチ

モナドがメインネットと「MON」をローンチ

EVM互換のレイヤー1ブロックチェーン「モナド(Monad)」のメインネットローンチが11月24日に発表された。

モナドは、イーサリアム仮想マシン(EVM)と完全互換性を持つレイヤー1ブロックチェーン。独自のコンセンサスアルゴリズム「モナドビーエフティー(MonadBFT)」による約10,000件/秒以上の高TPS(秒間トランザクション数)、800ms(2 slots)の高速ファイナリティ、低手数料などを特徴としている。並列実行やコンセンサス最適化などの設計によりスケーラビリティ向上を図っている。

メインネット稼働に伴い、ネイティブトークン「MON」の取引が開始された。モナド財団は11月10日にトークノミクスの詳細を公表しており、初期供給量1,000億MONのうち約49.4%(約494億MON)がメインネット公開時点でアンロックされる。そのうち約10.8%がパブリックセールおよびコミュニティ向けエアドロップとして流通するとしている。なお残りの約38.5%はエコシステム開発分として財団が管理する。

執筆時点(日本時間26日10:00)でのMON価格は約0.047ドル付近を推移しており、時価総額は約5億1,600万ドル(約800億円)、循環供給量は約108億枚とされる。

一部報道によると、MONローンチ後のおよそ100分間の取引高は約5,000万ドル(約78億円)で、一般的なレイヤー1トークンの初期取引水準と比べて控えめだったという。背景として、事前のトークンセールが即完売せず、消化に時間がかかったことや、トークン分配率へのコミュニティの不満が需要の伸び悩みに影響した可能性が指摘されている。

参考:コインデスク
画像:iStocks/StudioM1

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あたらしい経済 編集部

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