ファントム、プロ向けウェブ取引プラットフォームのβ版公開、ミームコインや無期限先物に対応

Phantom Terminal公開

暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ファントム(Phantom)」のプロトレーダー向けウェブ取引プラットフォーム「ファントムターミナル(Phantom Terminal)」のベータ版が公開された。ファントムの公式ブログより11月18日に発表された。

ファントムターミナルは、ミームコインやトレンドの暗号資産、無期限先物(パーペチュアル)など数千の銘柄を単一のインターフェースから取引できるプラットフォームとのこと。また、取引機能面ではリアルタイムチャートとサブセカンド(1秒未満)の注文執行、超低レイテンシによる高速取引が提供されているという。

さらに、チャートにはトレーディングビューが採用されており、描画ツールや各種テクニカル指標に加えて無期限先物向けの指値注文やストップロス注文(損失を一定の範囲に抑える為の自動的な売買注文)、テイクプロフィット注文(利益を確保する為の自動売買注文)などの注文タイプが用意されているとのこと。

また、ファントムターミナルではすでに対応チェーンの拡大や高度な注文タイプなどの統合が予定されているという。なお、同プラットフォームは現在英国ユーザーには提供されていない。

ちなみに、ファントムは9月30日にウォレットアプリ内の決済・送金機能「ファントムキャッシュ(Phantom Cash)」の早期アクセス向けウェイトリスト受付を開始した。

ファントムキャッシュでは銀行口座とカードからの残高チャージや、暗号資産を米ドル建てステーブルコイン「キャッシュ(CASH)」などに変換できるとのこと。また、チャージした残高を送金やP2P(ピアツーピア)の支払いに利用できるという。さらに、アップルペイ(Apple Pay)やグーグルペイ(Google Pay)を通じて、ビザ(Visa)加盟店での決済にファントムキャッシュの残高を利用可能にするとのことだ。

参考:ファントム
画像:iStocks/Ket4up

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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