米ビットコインATM大手CoinFlip、10億ドル規模の売却検討か=報道

CoinFlipが10億ドル規模の売却検討か

米シカゴ拠点で暗号資産(仮想通貨)ATMを展開するコインフリップ(CoinFlip)が、企業売却の可能性を検討中であることを、複数の事情に詳しい関係者による情報として「ブルームバーグ」が6月6日に報じた。

コインフリップは、合計約8,700台のビットコインATMを保有するビットコインデポ(Bitcoin Depot)に次ぐ、世界第2位の暗号資産ATM運営会社。

2015年に設立されたコインフリップは、現在は米国、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどに5,500台以上のATMを展開している。暗号資産ATM市場が世界的に拡大する一方で、詐欺や不正取引の温床として規制当局の監視が強まっていることも今回の売却騒動の背景にあるとのことだ。

報道によれば、コインフリップはすでに財務アドバイザーを起用し、買い手候補の選定を進めているという。

売却額としては少なくとも10億ドル(約1,439億円)を目指しているが、現時点ではその評価額で取引が成立するかは不透明とのこと。交渉はまだ初期段階にあり、最終的に売却が実現するかどうかは確定していないとのことだ。 

参考:Bloomberg
画像:Reuters

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