山形県西川町とメタウォーター、DAO活用の水道施設の維持管理に関する実証試験で事業連携

山形県西川町とメタウォーターがDAO活用の水道施設維持管理の実証実験

東証プライム上場企業のメタウォーターと山形県西川町が、水道施設の維持管理にDAO(分散型自立組織)を活用した実証実験において事業連携することを3月11日に発表した。なおこの事業連携については3月7日に協定が締結されたとのこと。

この実証実験は、DAO活用による、住民と連携した水道施設の維持管理の可能性を検討するものだ。

メタウォーターは昨年2月、上下水道インフラの維持管理を住民参加型で行うコミュニティづくりをサポートするSaaS型のサービス展開プロジェクトを始動していた。このプロジェクトは、老朽化や人口減少に伴う財政難、担い手不足などインフラクライシスが加速度的に深刻化している現実に対応するために開始されたという。

西川町は、メタウォーターのプロジェクトに賛同し、同町において2024年7月に実証試験に向けた調査が実施されたとのこと。その後同年11月からプレ実証試験を実施。これらの結果を踏まえ、メタウォーターは西川町と連携し、2025年度から西川町の住民参加による実証試験を開始する運びになったとのことだ。

なおこのプロジェクトでは、国内ブロックチェーン関連企業のフレームダブルオーが協同し、SaaS型サービスを開発しているとのこと。具体的には、フレームダブルオーのWeb3プラットフォーム「Clubs」とメタウォーターがリモートワーク用に開発した独自ツールとのデータ連携などを柱に実現を目指すとしていた。

参考:メタウォーター
画像:iStocks/a-image

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した