イーサリアムコミュニティ、ETH価格向上を目指す非営利団体「Ether Guild」立ち上げ

ETHの価値向上目指す

イーサリアム(Ethereum)のコミュニティが、新たな非営利団体「イーサ・ギルド(Ether Guild)」を立ち上げたと3月10日発表した。

「イーサ・ギルド」は、イーサリアムネットワークをサポートする団体の1つだ。「イーサ・ギルド」では、ワールドコンピュータであるイーサリアムのために、お金として機能するETHの価値向上を目指して活動するという。

「イーサ・ギルド」立ち上げの発表は、@ethismoneyHQによるXの投稿でなされた。その中で、「イーサリアムがなければ、ETHの価値はない。 ETHがなければ、イーサリアムの経済的安全性はない」とポストされている。

今回の動きは、イーサリアムの価格不振や、イーサリアム財団(Ethereum Foundation:EF)のリーダーシップ体制の変更プロセスが進められる中で行われた。

2月25日には、EFのエグゼクティブ・ディレクターである宮口あや氏が、同役職を辞任し、新たにプレジデントに就任することが発表された。宮口氏は今後もこれまで同様にEFをサポートし続けるとのこと。

なおEFは3月1日、共同エグゼクティブ・ディレクター2名による新たなリーダーシップ体制を発表。新たにエグゼクティブ・ディレクターとして任命されたのは、シャウ・ウェイ・ウォン(Hsiao-Wei Wang)氏とトマシュ・スタンチャク(Tomasz Stańczak)氏の2名だ。両名は、3月17日付で共同エグゼクティブ・ディレクターに就任する予定である。

また、EFは5,700万ドル(約89億円)相当のETHを、清算回避のためにメイカー(Maker)に追加入金したとの噂を否定した。

この噂はブロックチェーン研究アカウントのロックオンチェーン(Lookonchain)が、「イーサリアム財団と疑われるウォレット」が、3万ETH以上を「清算価格を下げるために」入金したとXにて3月11日に報告したことから始まった。

これに対し、EFの広報担当者であるジョセフ・シュバイツァー(Joseph Schweitzer)氏が、このポストに返信する形で3月12日に否定した。

画像:iStock/Ethereum

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あたらしい経済 編集部

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