中央アフリカ共和国のサンゴコイン、取引所上場がまたも延期

サンゴコインが2度目の上場延期

中央アフリカ共和国(CAR)の独自暗号資産(仮想通貨)「サンゴコイン(SANGO Coin)」の暗号資産取引所への上場がまたも延期になった。サンゴコインの公式テレグラム「サンゴプロジェクト(Sango Project)にて3月31日発表された。

今回上場が遅れる理由は「法的・規制上の障害」だという。中央アフリカ共和国は以前より、サンゴコインに関連する製品の販売や、同国内の鉱物資源をトークン化する計画などの政策に取り組んできた。

発表では「これらの協議に大きな進展があった」とし、「今後1週間以内に、政府は必要な法律を確定できると確信している」と伝えられた。これに伴い同国は、サンゴコインの上場を「数週間だけ」延期するとのことだ。

またサンゴプロジェクトは、これらの法律に付随して「いくつかの新しいサプライズがある」ことを明かし、同国のビジネス環境が好環境になることを仄めかしている。

また今回の延期は「サンゴコインが関連するすべての規制に完全に準拠し、最も安全で責任ある方法で製品を発売するために必要なこと。どうかご安心ください」とコメントした。

前回の延期

サンゴコインは昨年12月末にも上場延期を知らせている。その際、予定されていた2022年末から2023年の第1四半期に上場延期すると伝えられていた。なお前回の延期理由は、暗号資産の市場が低迷していることやマーケティング上の理由からであるとのことだった。

なお「サンゴコイン」の利用用途は、市民権の取得、電子居住権の取得、実際の土地の所有がある。これらはサンゴコインを入手してそれぞれ既定の枚数を一定期間預け入れることで取得できるとのこと。

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参考:テレグラム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Foryou13

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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