中央アフリカ共和国、鉱物資源トークン化計画発表。ビットコイン法定通貨化に続き

中央アフリカ共和国、鉱物資源トークン化計画発表。

中央アフリカ共和国(CAR)が、鉱物資源をブロックチェーンでトークン化し、資金調達する計画を6月3日に発表した。中央アフリカ共和国のファウスティン・アーチェンジ・トゥアデラ(Faustin-Archange Touadéra)大統領がツイートで明かした。

鉱物資源のトークン化は、議会と大統領が支援するプロジェクト「サンゴ( Sango )」で推進されていくとのこと。「サンゴ」のホワイトペーパーでは、具体的に「金」、「ダイヤモンド」、「ウラン」、「鉄鉱石」、「銅」、「コルタン」、「コバルト」、「ニッケル」、「リチウム」、「石油」などの鉱物資源のトークン化が示されている。

「サンゴ」は鉱物資源のトークン化以外にも、「ビットコインの法定通貨化」、「クリプトアイランド」、「トークン化フレームワーク」、「所得税率0%」、「法人税率0%」などのプロジェクトを進めている。なお今年の4月27日に「ビットコインの法定通貨化」は議会で承認された。

ファウスティン・アーチェンジ・トゥアデラ大統領は「中央アフリカ共和国の次のステップは、資源の民主化とトークン化であり、大きな可能性を秘めた新しい章となるでしょう」とツイートしている。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/La_Corivo・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
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