香港で初のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の先物ETFが上場

香港でビットコインとイーサリアムの先物ETF上場

香港証券取引所(HKEX)が、同国初となるビットコインおよびイーサリアムのETF(上場投資信託)「CSOPビットコインフューチャーズETF(CSOP Bitcoin Futures ETF)」と「CSOPイーサフューチャーズETF(CSOP Ether Futures ETF)」の上場を12月15日に発表した。

今回香港証券取引所に上場したのは、米国のデリバティブ取引所「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」でのビットコイン先物価格とイーサリアム先物価格を参照する2つのETFだ。

両ETFの管理は、中国の大手資産運用会社「南方基金」の子会社である「CSOPアセットマネジメント」によって行われている。 ・そして両ETFは、発表同日15日に取引が開始されている。

なお昨年米国ではビットコインの先物ETFがいくつかSEC(米国証券取引委員会)に承認された。しかし米国国内では未だビットコインの現物やイーサリアムの先物と現物に関するETFが申請されているものの承認はされていない状況がある。

またオーストラリアでは11月、今年上場したばかりの3つの暗号資産に関連するETFが上場廃止になっている。

関連ニュース

グレイスケールがSECを提訴、ビットコイン現物ETF拒否に対し

米ブラックロック、欧州でブロックチェーン関連企業ETF発売

オーストラリアで個人投資家向けビットコイン現物ETF提供へ

クーコインがNFT分割所有トークン「NFT ETF」販売、BAYCやクリプトパンクスなど

プロシェアーズ、ビットコイン下落相場に投資するETF上場、米国初

参考:HKEX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Alex-Sholom

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

︎マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと

決済大手の米マスターカード(Mastercard)が、スタンダードチャータード銀行香港(Standard Chartered Hong Kong:SCBHK)及びその関連会社と、顧客預金およびカーボンクレジットのトークン化における試験的な概念実証(proof-of-concept pilot:PoC pilot)の完了を5月14日発表した

【5/16話題】エルサルバドルが過去3年間で約474BTCをマイニング、MEVで暗号資産盗んだ兄弟が起訴など

エルサルバドル、過去3年間で約474BTCをマイニング、ビットコイン保有数を増やす、司法省、MEVエクスプロイトで2500万ドル相当の暗号資産盗んだ兄弟を起訴、ヴィタリック、コールデータ用の新ガス料金システム導入する「EIP-7706」発表、「Bitcoin Core」コントリビューター、ビットコインの存続危機をブログで警告、ロビンフッド、欧州向けに「ソラナ(SOL)」のステーキングサービス提供開始、オーケーコインジャパン、「ソラナ(SOL)」のステーキングサービス提供へ、SBI VCトレードがジパングコイン(ZPG)のレンディングサービス提供開始、期間限定で優遇年率99%に、HTX関連会社Huobi HK、香港のライセンス申請が再度取り下げに