【取材】Synamon、NFT対応のメタバースプラットフォーム「SYNMN」オープンβ版提供

Synamon、メタバースプラットフォームオープンβ版提供

VRやメタバース事業を展開するSynamon(シナモン)が、メタバースプラットフォーム「SYNMN」(シナモン)のオープンベータ版の提供開始を10月4日発表した。企業やクリエイターが3Dの独自メタバース空間を作成できるプラットフォームだ。

「SYNMN」では、スマートフォン・PC・VRデバイスからアクセスが可能なマルチデバイス対応のメタバース空間を作成できる。また企業やクリエイターのブランディングやファンマーケティングのため、BtoBtoCモデルで最適な提供を前提にした設計がされているのこと。

「SYNMN」の特徴として、企業が継続利用しやすいように常設運営をサポートする充実した管理画面や、NFTを活用する仕組み、目的別の多人数空間と少人数空間を両立できる機能などが挙げられている。

「SYNMN」の利用企業として、東映アニメーション、TIS、モバイルファクトリー、DENDOH、BAL、z game studioらが、利用クリエイターとして「おにぎりまん」が挙げられている。またパートナーおよびコラボレーション企業/プロジェクトとして、サイバード、Astar network、Polygon、Fracton Ventures、Microverse、Tofu NFTらが挙げられている。なお幻冬舎運営の本メディア「あたらしい経済」も、「SYNMN」を活用し、独自のメタバースを現在作成中だ。

なお「SYNMN」の正式版リリースは2023年夏を予定しているとのこと。また今後は「SYNMN」の特性を活かし、導入企業やブランドをさらに拡大していくとのことだ。

Synamon 執行役員COO 武井勇樹氏に取材

「あたらしい経済」編集部は、「SYNMN」を開発する株式会社Synamonの執行役員COO 武井勇樹氏に取材した。

–「SYNMN」では具体的にどのようにメタバース空間でNFTを活用できるのでしょうか?

NFTを持ってる人だけが入れる部屋や、NFTホルダーのみが使えるアバター等の既存ホルダー向けの機能がございます。また、NFT未保持の人に対しては、アプリ内からリンク経由で外部のNFTマーケットプレイスへの遷移を促すようなマーケティング活動も可能です。

–どのブロックチェーンにミントされたNFTに対応可能でしょうか?

リリース時は、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、アスターネットワーク(Astar Network)、シデンネットワーク(Shiden Network)の4つのブロックチェーンに対応しております。

–今後web3の取り組みで力を入れていきたいポイントあれば教えてください。

まずはNFTのマーケットプレイスや、NFTの企画・運営を支援するプレイヤーとの協業を通じて、メタバースとNFTを組み合わせたユースケースの創出していきたいです。

Synamonはメタバースの場を提供がメインのため、NFT側の支援やサポートは外部パートナーと協力しながら進めていく予定です。10月中にはいくつか協業リリースを予定しております。

「SYNMN」について

参考:公式発表「SYNMN」アプリ企業様向け「SYNMN」 

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この記事の著者・インタビューイ

設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で編集や電子書籍事業、新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」のボードメンバー。テレビ番組「スポットライト」(RKB)、ラジオ「テンカイズ」(TBS)にレギュラー出演。「みんなのメンタールーム(Amazon audible)」「風呂敷畳み人ラジオ(Voicy)」「あたらしい経済ニュース」等のポッドキャストも配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で編集や電子書籍事業、新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」のボードメンバー。テレビ番組「スポットライト」(RKB)、ラジオ「テンカイズ」(TBS)にレギュラー出演。「みんなのメンタールーム(Amazon audible)」「風呂敷畳み人ラジオ(Voicy)」「あたらしい経済ニュース」等のポッドキャストも配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

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