DBS銀行が現物金トークン提供へ、個人顧客向けに2026年後半開始

DBS銀行がトークン化現物金提供

シンガポールのDBS銀行が、現物金をトークン化した商品を2026年後半に提供開始すると6月11日に発表した。

同商品は「DBSフィジカルゴールドトークン(DBS Physical Gold Tokens)」として、シンガポールの個人顧客向けに提供される。DBS銀行のモバイルアプリ「DBS digibank」を通じて利用できるようになるという。顧客が単一のプラットフォームを通じて、トークン化された現物金にデジタルでアクセスし、保有・取引できるサービスはシンガポール初とのことだ。

各トークンは、DBS銀行がシンガポールの専用金庫に保管する1グラム、約200シンガポールドル相当の現物金によって裏付けられるという。

発表によるとDBS銀行は、同トークンを同銀行のデジタル資産取引基盤「DBSデジタルエクスチェンジ(DBS Digital Exchange:DDEx)」に上場する計画も検討している。DDExでの取り扱いは、認定投資家や機関投資家向けとなる見込みだ。

同銀行によると、同商品では利用者が24時間いつでも取引できるほか、アトミック決済により、ほぼ即時の取引処理が可能になるという。また、小口から金に投資できるほか、トークンを現物の金と交換するオプションも用意されるとのこと。

DBS銀行の投資商品・アドバイザリー部門グループヘッドであるジェームズ・タン(James Tan)氏は、これまで個人投資家は金ファンドを購入できた一方で、現物金へのアクセスは主に機関投資家や認定投資家に限られていたと説明。DBS銀行は2013年から富裕層顧客向けに現物金投資を提供してきたが、今回トークン化を活用することで、より多くの個人顧客が安全かつ実用的な方法で金に投資できるようにすると述べている。

DBS銀行は2025年、第三者のデジタル投資プラットフォームおよびデジタル取引所であるADDX、DigiFT、HydraXを通じて、イーサリアム(Ethereum)のパブリックブロックチェーン上で「仕組債」をトークン化し、適格投資家に提供する取り組みも発表している。なお、仕組債(Structured Note)は、価値が原資産や指数に連動する金融商品で、投資家のニーズに応じてリターン向上や損失抑制などを目的に設計されるものだ。

参考:DBS銀行
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部
法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。

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法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。

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