FTX JPが「四半期先物取引」提供、10銘柄に対応

FTX JPが四半期先物取引の取り扱い開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所FTX Japanが、新たに「四半期先物取引サービス」を提供開始したことを9月16日発表した。

FTXJPが提供する「四半期先物取引サービス」は、3月、6月、9月、12月の毎四半期の最終金曜日に満期となり、インデックスの価格ベースのTWAP(時間加重平均価格)で決済されるデリバティブ商品だ。

FTXJPによると同サービスを利用するユーザーは、いつでも先物を売買したり、満期までポジションを保持する事ができるという。また先物の価格は独立したオーダーブック、取引所の需要と供給によって決定されるとのことだ。

同サービスの対象となる暗号資産は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)、ポルカドット(DOT)、オーエムジー(OMG)の10銘柄。これら各銘柄について期近物と次の限月の銘柄が取り扱いされるとのこと。また全ての四半期先物は米ドル建てで取引が行われるとしており、レバレッジについては法人・個人共に最大2倍までとなっている。

なおFTXJPでは「四半期先物取引サービス」の他のデリバティブ商品として「パーペチュアル取引サービス」も提供している。

「パーペチュアル取引」とは、現物と先物、CFDの特徴を併せ持つデリバティブ取引だ。従来の先物取引では契約時に決済満期日と、その日にいくらで売買するのかを決定するが、パーペチュアルには限月が無く、無期限に建玉を保持することが可能だ。なおレバレッジ設定は2倍までとなっている。 

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参考:FTXJP
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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