FTXがオーストラリアで事業展開、「FTXオーストラリア」設立

FTXがオーストラリアで事業を展開してFTXオーストラリアを設立

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所などを運営するFTXが、オーストラリアへ事業拡大し、FTXオーストラリア(FTX Australia Pty Ltd)を設立したことが3月20日分かった。

FTXオーストラリアは、すでにオーストラリアの金融サービスライセンスを取得していると発表している。OTCデリバティブの発行者として、デジタル・暗号資産を原資産とする差金決済取引(CFD)やオプション契約、先物契約、レバレッジドトークンなどを提供するとのことだ。

FTXはグローバルへの展開として、日本や欧州展開に動いている。

先月2月にFTXは、日本の暗号資産取引所Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)の親会社であるリキッドグループ(Liquid Group Inc)を買収した。これにより既存の日本居住者のFTXユーザーをコイン(Quoine)に3月23日に移管する予定だ。なお現状はプラットフォーム名の変更などは発表されていない。

そして今月は、欧州と中東への事業拡大に向けてFTX Europeが設立されている。FTXがキプロス金融市場規制当局であるCySEC(Cyprus Securities and Exchange Commission)から認可を取得し、欧州経済圏全域でライセンスを持つ投資会社を通じて、欧州の顧客にFTXの主要商品とサービスの提供を開始するとのことだ。

関連ニュース

FTX、米金融アプリ「Dave」へ約120億円出資

FTX、欧州と中東の事業拡大に向け「FTX Europe」設立

「FTX US」がゲーム部門「FTX Gaming」設立、トークンやNFT発行支援 ​

FTXがAZA Financeと提携、アフリカでWeb3拡大に向け

FTX、機関投資家向けサービス提供に向け「FTX Access」設立

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Denny Fachrul Rozzy・artacet

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【9/22話題】韓国釜山市がブロックチェーンシティ目指し本格始動、バイナンスが欧州でステーブルコイン上場廃止を視野など

韓国釜山市が「ブロックチェーンシティ」目指し本格始動、約110億規模のファンド設立も、バイナンス、MiCA準拠のためにステーブルコイン上場廃止を視野に、アスター(ASTR)、韓国大手bithumbに上場、ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「ワームホール(Wormhole)」提供の「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」が、米ドルステーブルコイン「USDC」をブロックチェーン間で転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」と統合したことが9月20日に発表された

【9/21話題】コナミのPROJECT ZIRCONとNFTマーケットプレイス「リセラ」、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場など

コナミ、初のweb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「リセラ」発表、国内初、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場。エイプコイン(APE)とアクシーインフィニティ(AXS)も、PayPalのモバイル決済アプリ「Venmo」、同社発行のステーブルコイン「PYUSD」を利用開始、ハッシュキーDXがIOSTのノードパートナーに参加、企業向けWeb3サービス開発支援で協力も、Polkadotエコシステムのコミュニティ「PolkaWorld」、資金提供を拒否され運営停止へ