「FTX US」がゲーム部門「FTX Gaming」設立、トークンやNFT発行支援

「FTX US」がゲーム部門「FTX Gaming」設立

暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するFTXトレーディングのアメリカ法人「FTX US」が、ゲーム事業を開始することが2月21日に分かった。

ゲーム事業を開始のための新部門として「FTX Gaming」が立ち上げられた。この事業部の主な目的は、既存のゲーム関連企業がブロックチェーン技術やNFTならではのゲームを開発するための支援を行うことだという。

FTX VenturesやGamingのトップを務めるエイミー・ウー(Amy Wu)氏が、ツイートで具体的な内容について説明している。それによると「FTX Gaming」は企業がNFTやトークンを発行ためのコアプロダクトのエンドツーエンドのソリューションを提供していくという。 さらに「FTX Gaming」はカストディアルウォレットとノンカストディアルの統合、プライマリーおよびセカンダリー取引、コンプライアンスとライセンスなど規制に準拠した形で提供していくとのことだ。

FTXは今年の1月にWeb3領域特化の「FTXベンチャーズ」というファンドを約2,300億円規模で組成した。このファンドが注目している領域は「ゲーム、ソーシャル、ソフトウェア、フィンテック、ヘルスケア」とのことで、新部門の「FTX Gaming」とも連携していくと考えられる。

また「FTX US」は株取引の「FTX Stocks」のサービスローンチも控えている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

FTX US、株取引の「FTX Stocks」を近日中に提供へ

「FTX US」がソフトバンクらから約460億円調達、米国市場本格参入へ

「FTX US」、米プロスポーツ4チームとパートナーシップ締結

「FTX US」、NBA「ウォリアーズ」とパートナーシップ締結

「FTX. US」、ソラナ(Solana)基盤のNFTマーケットプレイスをローンチ。今後イーサリアムも対応

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Arkadiusz-Warguła・artacet

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道