【取材】日本発DeFi保険「InsureDAO (INSURE)」、MEXCに上場へ

InsureDAO (INSURE)がMEXCに上場へ

日本発のDeFi(分散型金融)保険「InsureDAO(インシュア・ダオ)」のトークン「InsureDAO (INSURE)」が、海外暗号資産(仮想通貨)取引所MEXC Global(エムイーエックスシーグローバル)に上場することが7月7日分かった。

なお「INSURE」は中央集権取引所(CEX)に初上場となる。

「INSURE」はMEXCのイノベーションゾーンに上場するとのこと。INSURE/USDTの現物取引ペアにて7月8日21:00(日本時間)より取り扱い開始となるようだ。入金については既に対応しているという。

InsureDAOはイーサリアム上の保険市場プロトコルで、プロトコルの運用・管理をDAOが行っている。イーサリアムにアクセスできる人であれば、InsureDAOはKYCなしであらゆる保険の作成・購入・引き受けが可能となっている。サービス自体はイーサリアムブロックチェーンでトークンホルダーにより運営される。

InsureDAOを利用すれば、イーサリアム基盤のDeFiプロトコルを通して利回りなどを得ている投資家がハッキング被害にあった場合、損害保険金が支払われるようになる。

損害保険金が支払いの一例として「yearn.financeにステーキングした資金がcurve.fiに再配置された場合、curve.fiで資金がハッキング/盗難/紛失された場合もカバーされます」と過去にInsureDAOが説明している。

なおInsureDAOは日本人創業者のチームで、Founderは斯波晃士氏、Opeation leadは高橋基希氏、Growth leadは岸上ルビオ氏、Tech leadは及川駿氏が務める。チームはシンガポールを拠点に開発を行っている。

InsureDAO創業者 斯波晃士氏へ取材

あたらしい経済編集部はInsureDAOの創業者である斯波晃士氏取材した。

–Insure DAOの現在のステータスについて説明いただけますか?

InsureDAOでは高度化するdAppへのリスク管理機会の提供及びマルチチェーン対応の方針に沿ってOptimismにL2第一弾として展開を開始しました。複数のSidechainやZk rollupなどにも対応を進めていく予定です。また今後Depeg保険など対応保険を増やし、リスクカバーの範囲を広めつつ、DeFiにおける保険市場の民主化を目指します。

–今後のトークンエコノミクスの方針を、教えてもらっても良いでしょうか?

今後マルチチェーンでトークンをマイニングできるような開発をしております。また、Tokenホルダー向けのユーティリティについても拡充を進めております。保険購入者、保険引受人双方にとってwin-winとなる機会提供を行って参ります。

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参考:MEXC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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