PAYCIERGEの次世代決済プラットフォーム戦略始動
TISインテックグループのTISIが、デジタル決済ソリューションのトータルブランド「ペイシェルジュ(PAYCIERGE)」を、次世代決済プラットフォームへ進化させる取り組みを開始した。TISIが7月29日に発表した。
TISIは、国内ITサービス大手のTISが、完全子会社のインテックを7月1日付で吸収合併し、商号をTISIへ変更して発足した。
今回の取り組みは、TISインテックグループが2027年度から開始する次期中期経営計画で、重点戦略として掲げる業界特化型AI(Vertical AI)によるストック型事業の拡大を見据えたものだ。TISIは、決済領域に特化した業界特化型AIと、決済業務の知見を持つ専門人材を組み合わせるという。
具体的には、ペイシェルジュに業界特化型AIを組み込むとともに、コンサルティング、デザイン、エンジニアリング、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などの専門人材によるプロフェッショナルサービスを組み合わせる。また、ステーブルコインなどの次世代決済技術への対応を強化し、段階的に新たな決済プラットフォームへ進化させる。
TISIは、ペイシェルジュの導入実績や決済業務の知見を活用し、技術提供にとどまらず、AI活用を実際のビジネスに即した形で提供し、事業成長までを一体で支援する方針だ。また、ペイシェルジュを通じて得た知見を体系化し、決済業務の知識基盤を構築する。
第1段階は2026年度から進めている。発行、与信、不正検知、加盟店管理、請求、回収などの決済業務に、専門データと業務フローに最適化したエージェント型AIを適用し、業務の高度化・効率化を図る。
また、ペイシェルジュを通じて得た知見を体系化し、決済業務の知識基盤を構築する。あわせて、AIによって高度化するサイバー攻撃や不正利用への対策を進めるほか、決済とマーケティングを連携させ、加盟店や消費者への新たな価値提供に取り組むという。
第2段階は2027年度から開始する。個別業務に最適化したエージェント型AIを連携させ、決済事業者の業務プロセス全体を自動化・最適化する。さらに、企業やサービスをまたいでエージェント型AI同士を連携させ、「人とAI」や「AIとAI」による取引・決済への対応を進めるとのこと。
第3段階では、オンチェーン金融やステーブルコインなどの次世代決済技術を取り込む。これにより、AIが取引や決済の主体となるような自律型経済に対応した次世代決済プラットフォームを構築するとのことだ。
参考:TISインテックグループ
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