アント・フィナンシャルサービスグループ(Ant Group)とアリババグループ(Alibaba Group)がコスコ(COSCO)とAnt Blockchain活用の契約締結

アント・フィナンシャルサービスグループ(Ant Group)とアリババグループ(Alibaba Group)がコスコ(COSCO)とAnt Blockchain活用の契約締結

Ant Group(G大文字か小文字か統一必要)とAlibaba GroupがCOSCO Shipping社と契約を結び、世界の海運業界へAnt Blockchain技術の活用を検討し始めたことをLedger insightsが報じた。

COSCO Shipping社は世界第3位のコンテナ船会社で、グローバル・シッピング・ビジネス・ネットワーク(GSBN)にも加盟している。

Ant GroupがCOSCO Shippingと契約締結したのは、海運業界の出荷プロセス、多くの企業間の処理プロセスの複雑さに対処するためだとのこと。特にAnt Groupは中国における企業ブロックチェーンのトップユースケースであるサプライチェーンファイナンスの領域で課題解決を狙っているようだ。

Ant GroupのExecutive Chairmanである Eric Jing(エリック・ジン)氏は「Ant Groupのブロックチェーン技術を通じて、世界の海運業界のデジタルトランスフォーメーションを支援し、COSCO SHIPPINGと協力してグローバルな取引をより簡単かつ効率的に行えるようにすることを楽しみにしています」とコメントしている。

編集部のコメント

COSCOは中国の山東港グループに属する青島港でもブロックチェーンの実験をしています。6月下旬には500個近くのコンテナを処理し、コンテナごとに(何の時間を節約したのか)24時間を節約したと発表しています。中国最大手の海運企業COSCOとブロックチェーン領域にも積極的なAlibaba Groupがタッグを組むことで、どれだけ大きなインパクトをもたらしていくのか楽しみです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:iStock/inkoly・Igor-Korchak)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【9/22話題】韓国釜山市がブロックチェーンシティ目指し本格始動、バイナンスが欧州でステーブルコイン上場廃止を視野など

韓国釜山市が「ブロックチェーンシティ」目指し本格始動、約110億規模のファンド設立も、バイナンス、MiCA準拠のためにステーブルコイン上場廃止を視野に、アスター(ASTR)、韓国大手bithumbに上場、ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「ワームホール(Wormhole)」提供の「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」が、米ドルステーブルコイン「USDC」をブロックチェーン間で転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」と統合したことが9月20日に発表された

【9/21話題】コナミのPROJECT ZIRCONとNFTマーケットプレイス「リセラ」、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場など

コナミ、初のweb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「リセラ」発表、国内初、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場。エイプコイン(APE)とアクシーインフィニティ(AXS)も、PayPalのモバイル決済アプリ「Venmo」、同社発行のステーブルコイン「PYUSD」を利用開始、ハッシュキーDXがIOSTのノードパートナーに参加、企業向けWeb3サービス開発支援で協力も、Polkadotエコシステムのコミュニティ「PolkaWorld」、資金提供を拒否され運営停止へ